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怪訝山

怪訝山

怪訝山

作家
小池昌代
出版社
講談社
発売日
2010-04-01
ISBN
9784062161640
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怪訝山 / 感想・レビュー

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巨峰

性描写満載とか、エロとかいう感想が多かったので詩人である小池さんがどういうふうに書いているのか惹かれて手にとったわけですが、エロさは感じないなあ。でも、官能的ではある。 すこし大人な川上弘美という感じな小説ですが、読む価値は充分あります。ある種の、ある年代の、女性なら深く共感されるかも。

2013/03/12

プクプク

3つの短編集。う〜ん…よくわからない…。小池作品は好きだけど…これはあまり私にはあわなかったかなぁ。カタカナで表記されるイナモリとコマコが登場する「怪訝山」。「あふあふあふ」に登場するのは、真面目な一人暮らしの老人エノキ。消えるということを描いた「木を取る人」。みんなたちどまっている不思議な人たちだった。

2014/10/07

はなみずき

孤独って、ほんとうは人と人と関わっていてはじめて感覚としてとらえられるんだろうか。性という描写も、なんだろう、この内容からはいやらしさみたいなものが残らなくて、もっと違うなにか本能的に守られてしまうような大事な何か必至なもの。どの話もみんなぎりぎりの孤独感をそれぞれの人の形で語ってある。人が恋しくなるような温かいものが残った。

2010/06/15

辛口カレーうどん

あいかわらず詩的な文章で、美しいが、なんかもやもやした 特に最後の話が、なんか主人公の女性にもやもやした。

2014/05/15

ハルト

どれも孤独立ち上る短編集でした。心のどろりとした固まりを、すくい上げ見せられたような濃い情感と、どこか清廉さある空気感とが、空虚さや喪失感を浮きだたせているように思えた。あと女という性はいったいどういうものなのだろうなあと思った。

2010/06/09

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