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魔法使いの弟子たち

魔法使いの弟子たち

魔法使いの弟子たち

作家
井上夢人
出版社
講談社
発売日
2010-04-01
ISBN
9784062161664
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魔法使いの弟子たち / 感想・レビュー

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海猫

伏線の緻密さや理論的な文章といい語り口が魔術的。突飛な話を突飛でなくリアリティを持って読者を引き込む手腕の見事さ。映像的な内容ではあるがこの作品を支えているのは文章表現ならではの知的な技術だと思う。

2012/06/22

財布にジャック

「著者9年ぶり待望超大作」を読了!本当に井上さんの長編を読むのは久しぶりなんですが、期待通りの出来ばえに、500頁以上ある分厚い本を一気読みさせていただきました。「クラインの壷」を思わせるようなSFですが、人類とウイルスの最終戦争というよりは、サイキックの悲しさや切なさが印象的でした。大きく広げちゃった風呂敷をどう畳むのか、心配でしたが、このラストに井上さんらしさを感じました。

2011/05/12

ままこ

タイトルはファンタジックだけど内容は装丁のイメージ通り色んなことがクロスして混迷。致死率が高い未知のウイルスに感染し生還した京介とめぐみと興津。しかし彼らは「後遺症」として特殊能力を持つようになりこれまでの生活が一変する。場面描写も心理描写も巧みでリアルに感じられる。意表をつく展開に目が離せない。ラストの行方に光はあるのか…あって欲しいと願う。コロナ禍の今にも通じるSFパンデミック作品。

2021/03/18

takaC

文庫で既読ながら気持ちを新たに読んでみたものの最後のオチはやっぱり難解だった。難解というかよくわからなかったというのが正しいかも。

2016/05/20

オカメルナ

井上夢人になってからの作品としては初読。地元山梨が舞台と言う事で興味津々。出るわ出るわローカルな名称が・・・今まさに、そこの釜無川の土手で繰り広げられているようで見に行っちゃおうかなんて思うほど臨場感があった。致死率100%の未知のウイルスからたった4人だけ生還した京介達の凄まじい後遺症に、どうなってしまうのかとハラハラし通しだった。えっこれで終わっていいの?と思った最後の最後で一捻りされちゃたな!

2011/09/18

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