KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

小暮写眞館 (書き下ろし100冊)

作家
宮部みゆき
出版社
講談社
発売日
2010-05-14
ISBN
9784062162227
amazonで購入する

小暮写眞館 (書き下ろし100冊) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

takaC

ぶ厚い。しかしこの厚み分の話があったからこそ味わえる第四話終盤の感動の波状攻撃。宮部作品myベストに降臨。

2011/07/04

kishikan

書下ろし4話連作の700頁を超える大作。途中行きつ戻りつしたので読了に時間がかかったけど、できれば1日1話といきたかったな。でも、読後の感動というか心を打つものはとても大きい。1話ごとの内容もだけど、全体を貫く問題提起(家族のこと、友情や愛情、皆何かにサヨナラして生きていくんだということ)は、エンタテイメントのような読み易さに比し重かった。とはいえ、心霊写真の謎解きから始まる物語はすごくとっつき易いし、高校生の主人公を中心に学園もののような展開だから堅苦しくない。ボリュームがあるけど上半期一番のお薦め!

2012/06/17

くろり - しろくろりちよ

「小暮写眞館」の看板そのままに引っ越して来た花菱一家。持ち込まれた不思議な写真の謎を追って、英一は写し取られた人々の想いに触れる。現代ミステリとして科学的に解明するのではなく、想いの軌跡を追い不思議なことは不思議なままに受け入れる温かさ。最終話はページをめくる手が止まらない。切なく不思議で温かい、青春の物語。ところどころに挿まれる独特の「よく考えたらちょっと違う」表現も良い味を出している。一番気になったのは、生きている者と写真の想いの橋渡しを無愛想ながらに担った垣本順子。もうちゃんと、生きていけるはず。

2013/07/20

文庫フリーク@灯れ松明の火

くすり、にやり、と笑いながら涙ぐむと云う器用な読み方してしまいました。『バッカみたい』と垣本さんなら言うだろな。はい、人前だったら立派な不審者です。大きな事件や仕掛け有るるわけでなく、日常のちょっとした出来事・人との出逢いから、主人公を始め主要登場人物が、自分自身と向き合っていく物語のように感じました。心が潤った気がします。写真がセピア色に変わるくらい昔、表紙の車両に乗ったことが有ります。飯給(いたぶ)駅は全く記憶無いけれど確か《あまありき》と云う駅が有ったはず・・・調べたら有りましたね《海土有木》→続

2011/02/23

yooou

☆☆☆★★ 心霊写真かぁ。花菱家の世界観は素敵に居心地がよろしかったです。 

2010/09/12

感想・レビューをもっと見る