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影法師

影法師

影法師

作家
百田尚樹
出版社
講談社
発売日
2010-05-21
ISBN
9784062162241
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影法師 / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

百田さんの時代小説です。時代小説に未開な読者も是非、オススメします!とにかく登場人物が素晴らしいです。時代小説というと、表現や会話に少しばかり古めかしい表現があり、慣れないとわかりずらい感がありますが、今作はまったくそんな影響はありません。さすがは百田さんで、エンターテイメント性抜群の超娯楽的内容になっています。自分は時代小説はほとんど未読ですが、多分こういった作品から道が開けていくのかなと感じました。男女問わず、オトコの‘生きざま’を十分堪能でき、そしてまたタイトルの‘意味’の深さに感動しました。

2010/08/04

kyon

時代小説は、苦手分野。でも読書嫌いが本を読めるようになったのだから、たまにはチャレンジ。百田尚樹さんの読みやすさのせいか、読んでいるうちに慣れてきました。タイトルの意味が最後に納得できるのがさすがだなぁ〜。「彦四郎」&「みね」目線も読んでみたいなぁ〜。武士のお話しよんだから、「武士道」が少しは分かるようになれたかなぁ?(笑)

2016/02/15

nakanaka

先日読んだ「蝉しぐれ」のレビューでこの作品について書いている人がいたので読んでみました。確かに設定やストーリーが似ているような気がしましたが、また違った味わいがあり存分に楽しむことができました。藤沢周平へのオマージュと私はとりました。なんといっても刎頸の契りを交わした勘一と彦四郎の友情ですね。将来を嘱望されるほどの才覚を持った彦四郎があえて影法師となって勘一を支えていくという利他の精神に感動しました。また自らの死をもって事を成し遂げる当時の人々の生きざまに圧倒されました。

2016/04/01

よむよむ

不幸な(理不尽な?)事件で父を失った少年が得がたい友を得て、逞しく成長していく物語。その友、彦四郎が主人公勘一の人生を大きく変えていく。大変面白く読めたのだが何か足りないような・・・日本全国民必読の『永遠の0』を書いた同じ方とはちょっと思えない感があった。それにしても、この時代の次男以下の扱いが余りにも悲惨で驚いた。→ネタバレコメント有り

2010/07/08

夜梨@灯れ松明の火

江戸時代、茅島藩(架空の藩)で産まれ、階級の違う武家に育つ2人の一生と友情の物語。下級藩士の家に育ち、異例の出世を果たした勘一。不始末で国を追われ、自分の命を犠牲にしてまでも、友人の命(と夢)を守った彦四郎。全てが明らかになるラストシーンで、涙が止まらなくなりました(家で良かったw) 泣いていた所為か、袋綴じにしばらく気づきませんでしたが、袋綴じの内容は、本文を読めば想像がつき、開いたらその通りでしたが、また涙。「永遠の0」も「風の中のマリア」も良かったですが、今現在の私のベストは「影法師」です。

2012/07/05

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