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死の授業

死の授業

死の授業

作家
新井満
日本放送協会
出版社
講談社
発売日
2010-10-30
ISBN
9784062164832
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死の授業 / 感想・レビュー

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☆よいこ

2009年NHKテレビ放送番組「課外授業ようこそ先輩死の実験と生きる役割」を書籍化したもの。▽「憂鬱」読めますか?(かけません)新潟地震に遭遇した著者は、「死」に直面し「生きている」ことを実感した。だから死を言葉で説明するのをやめて、死を疑似体験させる。大切なものは何だろう、家族友達笑顔地球・・・それぞれの思いがある。それを描いて燃やすことで、死の疑似体験をさせる。体験させるだけで終わらない。ちゃんと向き合って、生きていること意味を考えさせる。▽鼎談まで読むこと。

2021/06/10

パフちゃん@かのん変更

NHKようこそ先輩の課外授業。中学2年生27人に自分の一番大切な人やモノの絵を描かせ、校庭でそれを燃やす。ショックを受ける子供たち。「死とは別れること」「生きているとはまた会おうと思えば会えること」家に帰って親と話し合いどんな子に育ってほしいか、「自分の役割」の作文を書き次の日個人面談でフォローしている。死(別れ)の疑似体験をした子らは自分の大切な人や物が失われていないことを感謝し、よりよく生きることができるようになるのだろう。この番組は見ていないが、反抗期の中2生に生きる意味を感じさせられたら素晴らしい

2017/02/23

りの

読友さんの感想から手にした本。死の疑似体験、こんな方法があるんだな。本も良かったけれど、これは番組を観たかったな。

2017/03/18

金吾

死を身近に感じることがあまりない現代において、若いうちに死を意識させることは必要なことだと思います。一つのアプローチとして読みました。

2023/08/23

bakumugi

NHKの課外授業の書籍化らしいが、こんな重い内容を扱ったことがあったのか。写真がメインに散文詩的な文章を加えてあるだけなので、概要しかわからない。死にたいと思ったことがあった。東日本大震災の揺れのなか、背後に死の恐怖を感じた。身内の死で埋まらない心の穴の隙間に死の哀しさがを感じた。死の記憶を蓄積することで生きることを実感できる。多感な年代へ死と生をいかに教えるか。新井さんの方法は授業としてして危うい面もあると思うが、「課外授業」では死の記憶を力強く生きる力にする授業になったのだろう。映像みたかった。

2017/02/12

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