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残火 (100周年書き下ろし)

残火 (100周年書き下ろし)

残火 (100周年書き下ろし)

作家
西村健
出版社
講談社
発売日
2010-09-01
ISBN
9784062164887
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残火 (100周年書き下ろし) / 感想・レビュー

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ミスターテリ―(飛雲)

今どきこんなありえへん設定があるのかとツッコムぐらいすべての登場人物が、昔の任侠映画の世界の刑事とヤクザの関係、親分への義侠心など、すべてが今では考えられないことばかり。まずその設定を受け入れなければ、この作品の面白さはわからないかも。足を洗っていた伝説のヤクザ、人斬り秀と呼ばれた男が代議士事務所から1億円を強奪して北へ向かう。肝臓がんの末期で「最後の命の残り火」を賭けてまで成し遂げなければならなかったこととは・・あの頃「仁義なき戦い」に夢中になった人にはぜひとも読んでもらいたい作品で、最高に面白かった。

2022/12/25

マムみかん(*感想記入少なめです*)

読メを始める前に読んだので再読。 う〜ん…やっぱり大好きだわ…この感じ! かつて“人斬り秀”と恐れられた、伝説の極道・花田秀次。 足を洗って25年…真面目に生きてきた彼が、なぜ突然代議士の事務所から1億円強奪して北へ向かったのか? 末期の肝臓ガンで余命半年の彼の、人生のけじめとは? 人を動かすのは人の心。とっても壮絶で、ハードボイルド!! ありえへん設定の数々もなんのその(笑)。 大好きです☆

2012/02/16

まつじん

古き良きヤクザ物ですか・・・ちょっとアウトローな人たちをかっこよく書き過ぎるのが気になりますが、やっぱお金じゃなくて信条に生きる人を描くとこうなるのかな。

2011/12/17

zazo嶋

久しぶりに読んだ西村健!完全に読者を選ぶ質の作品ですが...自分は大好き!最後の任侠ヤクザが死期を間近に控え最後の大仕事を超ストイックに描くだけの作品ですが、このもはや本当に化石と化した「任侠道」を泥臭く、浪花節で展開するこのなんとも言えないレトロな作品は好きな人間にはグサグサと刺さってきます。最後の任侠「花田」を追う2人の敵対する立場の人間。方や警察OBの「久能」。方や弟分の「矢村」。この2人も昭和の化石のような男でストーリーの泥臭さと熱さに一役買ってます。更にサイコーな脇役「ネズミ」w。なんだか良く分

2010/10/04

喜多郎

蛇足な観光地の描写が読んでいて苦痛だった。作者が取材旅行した思い出を無理矢理詰め込んだような印象を受けた。年齢設定や一億の行方など納得できず、登場人物に魅力を感じることもできず、のめりこめなかった。任侠モノが好きな方は楽しめるのかもしれません。著者いわく、主人公のイメージは高倉健らしいです。

2013/01/31

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