風のマジム
風のマジム / 感想・レビュー
ウッディ
「真心」を意味するマジム。ラムに魅せられた伊波マジムは、派遣社員でありながら、沖縄産のサトウキビから作った アグリコール・ラムを飲んでみたいと思い立ち、社内ベンチャーに応募する。南大東島のサトウキビ畑に吹き渡る風、マジムの情熱によって巻き起こる熱い風、そんな風に心を動かされた人達は、マジムを助け、日本初のラム酒作りに巻き込まれていく。真心と強い思いがあれば、夢は実現する。実話に基づく一人の女性のサクセスストーリーは、爽やかな風となって、心を吹き抜けた。いつか島の風を感じながら、一杯のラムを傾けてみたい。
2021/08/21
まちゃ
派遣社員の伊波まじむが偶然見た社内ベンチャー告知で奮起して沖縄産ラム酒造りの夢を実現していく物語。 まじむに夢を気付かせ、叱咤激励するおばあの沖縄ことばが沖縄という場所柄を感じさせる良いアクセントになっています。 うちなーラム「風のマジム」でつくったモヒートを飲んでみたいと思いました。
2015/04/12
あすなろ
風の酒を創るー南大東島産ラム酒を造ってしまう。そんな若き沖縄女性の物語。ベンチャー魂溢れるサクセスストーリの痛快さは、原田氏ならでは。沖縄の風とサトウキビとハートで創る段階を重点に描き、ラムが産まれるまで描かれる。おばぁの台詞がまた良かった。酒は頭ではなく心で呑むもの。確かに!その精神を根に張って、風に吹かれるようにラム造りを目指した結果が良好で良かった。しかし、原田氏の作品は、成功裡に終わったところで途絶えますね。複数読み、それが分かりました(笑)。
2015/02/24
ダイ@2019.11.2~一時休止
有川さんのおもてなし課を彷彿とさせる実話を基にしたフィクション。おばあがイイ。
2014/08/05
れみ
沖縄産のサトウキビでラム酒を造ることを夢見た人々のお話。主人公まじむの情熱とそれに引き寄せられるように集まる人々の思いに胸が熱くなり心が温かくなる。すごく良かった。とにかく美味しいお酒が飲みたくなる。
2016/03/01
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