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若様組まいる (100周年書き下ろし)

若様組まいる (100周年書き下ろし)

若様組まいる (100周年書き下ろし)

作家
畠中恵
出版社
講談社
発売日
2010-11-01
ISBN
9784062165921
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若様組まいる (100周年書き下ろし) / 感想・レビュー

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takaC

『アイスクリン強し』の続編(でも前日譚)ですね。面白かったけど、登場人物が多くて特に巡査教習所生徒の把握に苦労した。

2011/03/29

エンブレムT

タイトルと装丁がやっぱり良いのです♪園山の物騒な美形っぷりが遠目でもわかって嬉しい・・・まぁ、園山、長瀬、福田しか判別できないけど(笑)維新後の勢力としていがみ合うさまざまな階級が混在している明治20年代。「若様組」「薩摩組」「静岡組」「平民組」が入り乱れた、山と谷しかないってな感じの巡査訓練所での物語。彼らが寝食を共にし結束して行く様は素直に面白く、巻き込まれる事件の謎解きよりも、寮生活でのドタバタを学園モノのように楽しみましたwところで、前作主役のミナは、脇にまわった今巻の方が魅力的のような気が(笑)

2011/10/08

nyanco

前作『アイスクリン…』より少し前、世が世なら若殿様であったはずの長瀬達が、どうして警官になったか…が綴られる。警官研修所には、お江戸の旗本屋敷育ちの若様組、静岡へ移った元幕臣派、官軍・薩長派、そしてかつての町民達…と、様々な理由を抱え、反目していた彼らが卒業資格を得るために段々とひとつになっていく…なんだか学園ドラマのようで清々しかったです。膨大な資料を元に、当時の様子を伝えるためにどうしても資料優先になってしまうのが前作では非常に気になったが、本作はややこなれた感じがして読みやすくなった。続→

2010/12/04

ううち

長瀬・園山・福田以外の若様の影が薄かった…。同期会の名前もアイスクリンに出てきたっけかな?再読してみよう。爽やかなお話で、同期の繋がりっていいなーと思いました。サンドウヰッチ食べたくなりました。

2014/05/15

文庫フリーク@灯れ松明の火

刊行順では『アイスクリン強し』が先ですが、時系列的にも物語的にも、こちらを先に読みたかったかも。長瀬を頭とする若様組の、巡査採用試験から教習所でのあれこれ。長瀬は元二千石、園山は元三千石と『アイスクリン』では無かった登場人物紹介も入り、維新後の立場《薩摩組》《静岡組》《士族組》《平民組》も解りやすい。複雑で激動の時代だけに屈折していても、甘えた子供でいることは許されない若人。銃弾横流し事件より、この時代の教習所や派出所をもっと掘り下げて欲しかったけれど続編に期待。有馬幹事はこの先も登場しそうですね。

2012/04/21

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