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月曜日の朝へ

月曜日の朝へ

月曜日の朝へ

作家
朝比奈あすか
出版社
講談社
発売日
2010-10-01
ISBN
9784062166379
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月曜日の朝へ / 感想・レビュー

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あつひめ

同じ時代を生きてきた二人の女性のそれぞれの27歳。ふた昔くらい前なら、クリスマスケーキになる前に嫁に行くことが当たり前のようで仕事に打ち込むとかそんな話はまれな女性の話だった気がする。女性の仕事への意識の変化があるのだろう。子供を抱えて過ごすのは、逆にカゴの鳥になり自分の人生なのに自分で歩んでいないようで一人世の中から置いて行かれてしまったような疎外感があるのかも。二人とも自分の中での一生懸命を誰かにわかってもらいたいのかもしれない。それが「認めてほしい」の言葉を言わせるのかも。

2012/08/31

えりこんぐ

「クロスロード」「月曜日の朝へ」の2編。27歳の女性たち。仕事や家庭の悩み、地味にしんどい時期なのよね、わかるなぁと思いながら読了。最後の明るさがあるぶん、わたしは表題作の方が好みだった。朝比奈さんはやっぱり読みやすい。

2016/09/04

やこ´•ᴥ•`

「クロスロード」「月曜日の朝へ」の中編2編。どちらも20代の頑張って働く女性がメイン。アラサー女性が迷いながら悩みながら働く話は、とても好き。「月曜日の朝へ」では、母が癌に侵されるという辛い出来事も、大部分を占めていて、文中に出てくる「母を失う準備など、できそうになかった」と言うくだりに、とても共感した。想像するだけで辛い。人はいつか死ぬ。そう分かっていても、人の死には、いくつになっても慣れることはないんだろう。どちらも前向きな終わり方で良かった。

2017/02/17

みっこ

アラサー女性たちの日常や迷いを書いた、中編二作が収録されています。前半は専業主婦と独身OLという立場の違う二人が出てきますが、正直どちらにも感情移入できず、なんとなく読み終えてしまいました。逆に後半は主人公の性格がどことなく自分に似ていたり、一人暮らしで働いていた時を思い出したりで、ちょっと辛かった。テーマも重いしね。最後が明るく終わってよかった。途中彼氏にイライラ。同時に社会人になるのもしんどかったけど、片方学生はもっとしんどいかも。。こういう細かな描写はリアルで、さすが朝比奈さんと思いました。

2017/01/21

ぶんこ

大学卒業後働いている27歳の女性。総合職、一般職と別れるようになって長い時が流れて、働く女性には良かったのかと疑問に思えるような職場。中編2編とも、心が折れそうな職場環境と思ってしまうのは私だけなのか?頑張っている実里と瑞貴が健気です。職場での残念な男性も書かれていますが、彼等のストレスも相当なのかな。ゆとりが欲しいと叫び出しそうな内容で、読後感はイマイチでした。

2016/12/27

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