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砂の王国 下

砂の王国 下

砂の王国 下

作家
荻原浩
出版社
講談社
発売日
2010-11-01
ISBN
9784062166454
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砂の王国 下 / 感想・レビュー

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こうじ

⭐️⭐️⭐️⭐️4/5 面白かった(*^_^*)本当に後戻りができなくなり、どうなる事やらドキドキしたよ。でも、人を騙していたけど、騙されていた人達は幸せな感じに思えたよ。そういう嘘はいいよね!^_^でも、嘘をついた側は苦しんでいたね。正直に生きよう。後々、楽だよ!いい作品でした(*^_^*)

2015/10/16

kishikan

上巻のホームレス生活から新興宗教「大地の会」結成までの物語はテンポもよく、主人公山崎、中村、龍斎という3人のキャラクターも立ち、非常に面白く読めた。競馬場のシーンや大田区池上に立ち上げたヒアリングセンター、そして初期の会員達も「砂の王国」にふさわしく、下巻の展開を楽しみにしていたのだが・・・。下巻は主に教団の拡大期と、砂山が崩れていく様を描く。話の展開が予想されていたとはいえ、ちょっとくどい。そして拡大した組織の行く末は。荻原さんならもう少し凝った構成があるのかと、思っていたけれど・・・。

2011/03/13

Satomi

ホームレスの3人が立ち上げた宗教団体「大地の会」規模が拡大していくにつれて一人の力ではどうにも制御できなくなっていく。カリスマにふさわしい容姿のイケメン教祖の仲村、多くの人間をアジテーションできる文章能力を持ち、心理誘導術に長けている龍斎。他に必要な人間は?いない…。あとは交換可能なパーツを用意すればいいだけ…。いらないのは私だ…。最初から人選を間違えていたのだと気が付き精神的に追い詰められていく木島と過去を語り出す中村とのクライマックスはかなりの盛り上がり!!これはハマった~♪

2016/01/05

ma--bo.k@k.vodafone.ne.jp

読み応えのあるストーリーでした。宗教『大地の会』をたちあげた山崎。緻密に計算され拡大していく組織にホコロビが見え始め…タイトルにある砂の如く、どのように崩れ去っていくのか想像しながら迎えた終盤は手に汗握る展開でした。(←ネタバレ自粛)その後の王国は崩壊する運命しかないんだろうな…。結局、信じるべきは自分自身ということでしょうか?

2011/11/29

オカメルナ

どんどん大きくなって行く教団。全ては自分のシナリオ通りに進んでいたはずなのに・・・木島の誤算はどこから始まったんだろうか?仲村の特性を知りえていなかったからなのかも。最後3分の1くらいから話は急展開を迎える。そこだけはまるでサスペンス小説のようだった。手に汗握る!タイトルから教団が崩壊するのだと思っていたので、こういう展開になるとはね。アスペルガーについては、まだまだ認知度が低いと思う。必ずしもここに書かれている事が全てではないので誤解がなければ良いなと少し心配になった。

2011/07/23

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