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THE WAR<異聞 太平洋戦記>

THE WAR<異聞 太平洋戦記>

THE WAR<異聞 太平洋戦記>

作家
柴田哲孝
出版社
講談社
発売日
2010-12-18
ISBN
9784062167222
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THE WAR<異聞 太平洋戦記> / 感想・レビュー

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暁人

太平洋戦争時における謎を陰謀史観から描いたもの。▼一応フィクションとして楽しめた。真偽の程は別にして、こういう話にはある種の惹きつけられる魅力がある。ただ「東京大空襲」の話は、著者の『下山事件』に出ていた。おそらくそれを基に書いたのだろう。とすると一片の真実くらいはあるのか、と思ってしまう。▼久米島の話はこれがきっかけで知った。戦争を美化する気になど全くならない、胸が悪くなる、そんな話。

2015/01/01

鬼山とんぼ

この本は傑作だが『下山事件-最後の証言』を読んでいないと真価および取材中の作者の感動が判るまい。歴史探索の面白さを描いた一種のロードムービーでもあるとも感じた。まさかと思う人は眉に唾を付けて読めばよい。柴田氏35歳、93年の祖父の一周忌での叔母の懐古談から柴田さんは敬愛する祖父が下山事件に関与したことを知り、壮大な発掘を開始した。そこから彼の作家魂に火が点いたように見える。この本もそこから派生しており、特にノモンハンの一輪の花などは祖父宛の53年の手紙が発端。山本五十六や幕末紀なども派生作品と呼べる。

2024/01/18

まつじん

中々に面白い歴史戦記でした。んが”トンデモ”な説がこの本のソコにあります。作者は『事実に基づいたフィクションである』と巻頭に記しておりますがやっぱり・・・フィクションやろうなぁ~確かに納得のいく点は多くありますがねぇ。

2011/01/22

ロッキーのパパ

久米島事件を題材にした「鬼の棲む山」はまずまずだった。でも、それ以外のエピソードはイマイチかな。戦史のIF部分は陰謀論に傾きすぎているし、ストーリーにも深みを感じなかった。フリーメイソンに義経伝説って、いただけないなあ。もうちょっとアイデアをひねって欲しかった。

2011/02/27

さんつきくん

戦時中の謎に迫った短編集。東京大空襲の際、アメリカが空襲する日が前もって漏れていた。日米両側に隠された思惑があったのではないかと読ませる文章だったが、私から言わせればアメリカ側が前もってビラを撒いていたんじゃないの?ビラに関して言及はなかったけど、よくアメリカがやってたった言うし。真珠湾攻撃、こちらも日米双方の思惑が隠されているのではないかと読ませる内容。海軍甲事件もしかり。犠牲になった一般市民が浮かばれないのですが。一番印象に残ったのは久米島事件。なんのための守備隊なの?隊長のビビりからくる無能さが酷い

2020/07/03

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