ゴーゴーAi アカデミズム闘争4000日
ゴーゴーAi アカデミズム闘争4000日 / 感想・レビュー
tetsu
★4 Aiと言えば人工知能の略として多くの人に認知されているが、iが小文字でAutopsy imaging 死亡時画像診断のこと。 誰がどう考えてもいいと思うことを提案し、簡単に実現するかと思いきや、全く相手にされないどころか、抵抗勢力につぶされる。普通の医者なら挫折するところ、アカデミズムに見切りをつけ小説家となりゲリラ戦を展開。 海堂尊(たける)の執念というか原点がここにある。小説も再読したくなります。
2018/07/01
まめねこ
死因不明社会を読んだ後の方が、理解しやすい気がする。先生が現実で取り組んだAi導入への道は、厳しく、果てしなく、大変なものである。役人を信用出来なくなるし、情報の取得方法は何なのか、どうやって進めるのか・・・難しい課題が積み重ねられて、悩みはつきない。どの分野でも新しいことの導入は、難しい。力、声の大きさ・・・色々と必要で、哀しくなった。
2017/01/11
ときどきぷろぐらま。
バチスタシリーズを書きながら、こんなにハードな仕事をされていたのだーっと驚き。難しい部分は端折りながら読みつつ(すいません)。一応、読了したものの。日本の官僚制度や、アカデミズムの世界にびっくり!いいものであれば採用するのではない。みんな利権が大事なのねーとつくづく感慨深げ。こういう経験があったから白鳥さんみたいな人を生み出せたのかも。実際にはあんなはちゃめちゃな人はいないのだろうだけど。そして、福岡にはAiの施設がないってびっくらぽん!医者の街、久留米があるのにーっ!
2013/09/16
沙章
Ai推進側の主張本。反論できるものならしてみろ!しかし反論はごまかしやでたらめに満ちている印象。死因を書かなきゃならない医師にはぜひ読んでいただき、立ち上がってもらいたいなぁ。研究費の配分とか本当にイラつくことばかり。しかし海堂さんは本当に一人なの?とても人間が一人でできる仕事量を軽々と超えているよ。本当に頭がいいんだろうなぁ。羨ましい限りです。海堂さんを応援したいと思います。なんにもできないけど…。ところでこの本のイラストが可愛くて面白くて好きでした!(^^)!
2011/08/10
arisaka
「死因不明社会」に疑問を持った病理医が思いついた画期的システムAi。みんなが納得できるシステムなのに、既得勢力が導入を阻むために暗躍し始める。まさに事実は小説より奇なり。よくもここまで、妨害されまくりつつ11年間も戦ってくれましたと、感謝したくなる。信念のある人間は強い、そして凄い。
2011/08/27
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