愛についての感じ
愛についての感じ / 感想・レビュー
霜月
いろんな枠から外れた人々のいろんな愛の形。物凄くアンバランスなのにギリギリの所で保っている絶妙な感じ。ドロドロの濁った水の底に光るガラス細工のようにふとした隙間に煌めく。特に「新世界」が好き。二人とも裏の世界に身を置いているのに清廉で蕾を付けた花のように瑞々しく震えていて。市川春子さんの装画がぴったりだった。
2016/01/10
あつひめ
海猫沢さん初読み。そして、私は大きな勘違いをしていたようだ。名前や表紙で女性かとばかり思っていた。別に性別で差をつける気はないけれど。自分では本当の自分がわからない。別の自分を探し求めているような青い鳥を探しながら恋をしているように感じられた。無いものをねだるような…手に入れたものを放り出すような…。自己満足の恋を探しているような感じを受けた。もっと他の作品を手にしてみたいと思う。どうして…このペンネームなのかなぁ。そっちの方が興味があるなぁ。
2011/10/12
冬見
市川春子さんの表紙に惹かれて買ったが、最初の一二編を読んだあとしばらくほったらかしだったので、最初から読み直した。この気持ちに名前を与えるとするならばきっと「愛」なのだろう。そんな5篇。好きな系統の話だけど、ものすごくハマったわけではなかった。「シュガーレイン」「新世界」が好き。あらすじがうまい。「世の中にはうまく馴染めないけれど、君に会うことだけは出来た。」
2021/03/10
ruki5894
市川春子さんの絵に惹かれて読んだ。新世界が面白かったかな。
2014/03/22
RyuRyu3
世界観が独特すぎて挫折しかけた。 ちょっときつい。
2024/04/18
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