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「けんぽう」のおはなし

「けんぽう」のおはなし

「けんぽう」のおはなし

作家
井上ひさし
武田美穂
出版社
講談社
発売日
2011-04-08
ISBN
9784062168670
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「けんぽう」のおはなし / 感想・レビュー

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紫 綺

人間一人ひとりを、かけがえのない存在として、大切にする社会。それを一番大事にしていこう、というのが日本の「憲法」。憲法の大事さを小学生にもわかりやすく説いている。強引な改憲に警鐘を鳴らす絵本だね。

2015/05/02

パフちゃん@かのん変更

憲法は国や政府が守るべき決まり。権力者が暴走して国民を意のままに動かしていいはずがない。終戦時10歳だった井上ひさし氏。戦争中は「おまえたちは20歳まで生きられない」「お国のために死ぬのだ」と言われてきた。終戦の日見上げた空にはB29も飛んでいなくてきれいな青空だった。本当に生き残った人々は幸いでした。召集令状1枚で戦地に駆り出されるような愚は絶対にやめてもらいたい。

2016/06/26

とよぽん

何の議論も検討もなく、閣議決定で着々と戦争の準備が進められている。日本中がサッカーワールドカップで熱狂しているときに、岸田政権は抑止力を盾に防衛費を倍増させ「戦略3文書」を発表した。しれっと。そしてアメリカの大統領に忠犬ぶりをアピールして来た。そんな今だからこそ、恒久平和を誓った日本国憲法の理念を再確認して、井上ひさしさんが力説する「どんなもめごとでも、ことばのかぎりをつくせばしずまると、わたしはしんじています。」という道を進まなければ・・・。

2023/01/28

ぶぶ ひこ

あとがきを書いてるのが、大江健三郎さん。「その人間一人ひとりを、かけがえのないそんざいとして、たいせつにする社会。それをいちばんだいじにしていこう、というのが日本の『けんぽう』です。」しっかり生きて、とこころに決める。けんぽうは、国や政府が、まもらなくてはならないきまり。小学生に分かりやすく語った、井上ひさしさんの絵本。絵もかわいい。私の愛読書が増えた。

2024/05/27

ヒラP@ehon.gohon

11年前に出された絵本です。 当時ならば、この絵本を教科書のように掲げられたかもしれません。 現実に近い理想感があったように思います。 でも、この十年ほどの間に何が起きたでしょう。 この数年の間に何が起きているでしょう。 そして現在はどうでしょうか。 「憲法」そのものの扱われ方がな変わって来ました。 この状態の中でこの本を読んだら、現実との差異に疑問も出るでしょう。 子どもたちは、その疑問を大切にしなければなりません。 大人は、その疑問に応えなければいけません。

2023/01/18

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