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熊金家のひとり娘

熊金家のひとり娘

熊金家のひとり娘

作家
まさきとしか
出版社
講談社
発売日
2011-04-12
ISBN
9784062168830
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熊金家のひとり娘 / 感想・レビュー

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まこみん

北の島で祖母に育てられた一子は、神業を継ぎ、女の子をひとり産む事迄義務付けられていた。その宿命を絶つ為に中学3年に家出する。それから二十年程経ち、一子には娘が二人いた。姉の方は自分が男でない事に罪悪感さえ持ち、母を疎む様になり、妹は強い霊感で父親に張り付く物に怯えたり、母の背後にある老婆の姿が見える。その娘たちの人生にも母の宿命が影響を及ぼし、一子の突然の行方不明から家族はバラバラになる。終章の一子の手紙で彼女の行動の謎が解けるのだけど、どうしてとの思いは残った。せめて姉妹はこの先仲良く生きて欲しい。

2018/02/11

モルク

北の島で、神とされる祖母のもとに育った一子。この家に生まれた娘は、あとを継ぎ女の子をひとりだけ産まなくてはならない。そんな宿命に抗い一子は中三の時島から出る。その後の一子とその娘二人を描く。一子の娘たちは、そんな家系とは知らされていないが、やはりなにがしかの呪縛を感じていた。その宿命から逃れることはできないのか、それぞれに自分の居場所は見つかるのか。最後に母が娘にあてた手紙で真相がわかるが、これで娘は何を思うのか、納得できるのかなぁ、というのが正直なところである。

2019/05/28

千穂

北の島に住む熊金家の娘一子。おばあさんと2人で暮らし、女の子を1人産めと。代々神に仕える身のようだが、何やら怪しい。中3で島から逃避行。島で暮らすのが正しいのか、逃げるのが正しいのか?娘2人を産んだ後離婚し別の男との間に男の子が生まれた。同居相手は島の同級生だっけ?途中流し読みで勘違いしているかな?

2018/03/06

らむり

家族(熊金家)の世代を超えたミステリー。やや重いお話でした。

2014/01/07

ミツツ

古くからの因習を背負った熊金家のひとり娘。暗い。重い。

2020/09/17

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