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アンダルシア

アンダルシア

アンダルシア

作家
真保裕一
出版社
講談社
発売日
2011-06-10
ISBN
9784062170277
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アンダルシア / 感想・レビュー

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ALATA

外交官シリーズ第3弾。スペイン、フランスに挟まれた小国アンドラで起こった殺人事件、日本人を保護するために黒田康作が派遣される。二重スパイ、テロ組織との対峙、大国の威信をかけた包囲網と罠が国同士の紛争の種となるあたり国際サスペンス小説として新保節が炸裂、いい感じ。「君は警察官のほうが似合っているな」外交官の矜持を守るべく難題に挑む姿にシビレます。★3※映画を先行していて、まったく別のストーリーにびっくり。これはこれで良いがやはりアンダルシアの情景模写はうすいかなぁ。

2022/12/03

再び読書

外交官黒田シリーズやっと読み終えました。感想は可も無く不可も無くって感じです。アンドラ公国とフランスやスペインの関係が解って興味深かったが、内容は残念ながら今一に感じた。この内容でも読ませる筆力には流石とおもわせますが、最後の締め方で、もう少し事勿れ主義の上層部をギャフンと言わせてほしかった。これはあくまでも小説なので、すっきりさせてほしかったのだと思う。

2015/09/20

RIN

映画は見てないが、黒田=織田裕二、が脳内に固定されながら読んだ。設定自体は興味深いのに、小説仕立てにすると、妙にこじんまり感がある。フランススペインアンドラをまたにかけた舞台の割に、『ホワイトアウト』等の国内事件の方がスケールが大きく感じるのは何故だろう。アンドラの刑事たちが秀逸。著者は、官僚批判に終始しているが、電話での会話の言葉尻をとらえての体質批判は説得力に欠けるし、とはいえ、黒田が「正義」や「善」か?と言われればやはり??で独善的とも思えるし。最近の著者の傾向だなあ、と感じてしまうのは私だけ?

2011/12/30

くまんちゅ

外交官・黒田康作シーリーズの3作目。大使館に助けを求めてきた謎の女性。彼女の正体は…。フランス、アンドラ、スペインの3ヵ国をまたにかけて物語は進む。この3ヵ国の関係、縄張り争いなど国は違えど、どこも同じような問題を抱えているんだなぁと感じた。一気に真相に向かって突き進んでいくラストだが、外交官としての黒田の誇りも垣間見える。このシリーズは人間関係が入り組んで、複雑な話が多いwww

2011/07/09

ミスターテリ―(飛雲)

フランスとスペインの国境にある小国アンドラでバスボートを無くした日本人女性を黒田康作が助けに向かうが、女性の夫がスペインのテロ組織に関係があり同時に殺人事件が発生、複雑な展開に。石油の利権を得るために英西米の3国が赤道ギニアのクーデターを支援、それをフランスが妨害した背景で二国間の関係が捜査に影響したり、背景にある国際情勢がすごく勉強になった。両国が国家犯罪をうやむやにするのをアンドラ警察と協力して見事に解決。日本人の人権を守るという外交官の立場から、権力に立ち向かう黒田康作の姿が今回もかっこよかった。

2022/06/15

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