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深海魚チルドレン

深海魚チルドレン

深海魚チルドレン

作家
河合二湖
出版社
講談社
発売日
2011-06-17
ISBN
9784062170321
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深海魚チルドレン / 感想・レビュー

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えりこんぐ

中学入学と同時に襲ってくる尿意。新しい環境でこれは結構ツラいな(×_×;)! まほは一人でよく闘っててすごいよ。味方であるはずの母親ともわかりあえない。このお母さんイラつくな。自分の価値観だけが正しいと思わず、娘の落ち着ける居場所を認めてほしい。最後はまほにも希望が見えたかな? 河合さん二冊め。これも読みやすく良かった。

2016/09/15

ゆにこ

子供は親に一番の理解者であって欲しいと思うけれど残念ながらいつもそうなれるとは限らない。親子でも相性ってあるもんね。誰にも言わないでと言った事を簡単に話してしまう母親にはうんざり。悲しい事だけどお母さんとは距離を置くのが一番でしょうね。それぞれ住む場所が違うだけ。

2013/10/06

スノーマン

尿意の悩みが主人公の心のほとんどを占めている。その悩みを全く理解してくれない母親。決して悪い人間ではないけれど、想像力の欠如は大切な人を傷つける。自分自身も母親なので、その部分が心に残った。静かな中にも熱いものがあり、とても良い作品だと思う。

2018/06/14

はな

思春期の女の子でちょっとしたことでつまずいたのかなと思う。でもそのつまずきは彼女にとっては苦痛。親にわかってほしい反面拒絶もあるのかな。繊細な主人公とおそらくおおらかな母は同性ということもあるからなのかなかなか分かり合えないような気がした。自分は娘に寄り添えるだろうか同じ状況でこの母のようにならないのだろうかと自問自答した。主人公にとって深海のように静かな喫茶店という居場所があってよかったと思いました。

2021/10/28

いしかわ

'大人は「悩み事は一人で抱えていないで信頼出来る人に頼りなさい」と言う。けど、話す相手を間違ってしまったら もっとひどい傷を負う事になるなんて誰も教えてくれなかった'ーーー 私も主人公と同じ年齢の頃に、膀胱炎になってしまったので痛いほどに気持ちが分かって胸がヒリヒリした。子供の純粋さ ひたむきさ、大人の間違った捉え方 凝り固まった考え。すれ違う親子。お母さん、もっとちゃんと向き合ってあげてよって声を荒げたくなったなぁ。でも、それを含めて 教科書のような本だった。海のように深い一冊。

2012/11/18

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