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今村仁司の社会哲学・入門  目覚めるために (学芸局Dピース)

今村仁司の社会哲学・入門  目覚めるために (学芸局Dピース)

今村仁司の社会哲学・入門  目覚めるために (学芸局Dピース)

作家
桜井哲夫
出版社
講談社
発売日
2011-07-15
ISBN
9784062170482
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今村仁司の社会哲学・入門  目覚めるために (学芸局Dピース) / 感想・レビュー

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nbhd

「親鸞と学的精神」があんまりに素晴らしくて感激したので、しばらくは著者の今村さんに師事していこうと思い立って手にとった本。個人的な話をたどると、①学生時代に現代思想を読み漁っていた時期にお世話になり(現代思想を読む事典)、②タイに留学していた時期にフィールドワークと社会哲学の融合的学識に大いに刺激され(タイで考える)、③携帯組立工場で夜勤をしていた時期に労働の本質を教えられ(近代の労働観)、④こたびの親鸞ブームでも一つのゴールに到達したと実感した本の著者がすべて今村さんだ。今こそ今村さんにZIの時期かと。

2016/08/03

ハチアカデミー

B 広範囲の思想的知識を咀嚼し、紹介した今村氏の学術的変遷を知ることができる一冊。氏が現代という時代について考え、新たな思想を生み出さんとしていたことがわかる。マルクス、ベンヤミンによる、歴史の根元を問うことのできないものは神学であるというテーゼを受けとめ、そこから現代社会を見つめる。その上で、「労働」「暴力」といった問題をどう乗り越えるのかを考え続けた点は、もっと評価されて欲しい。数多くの文章・著作を残しているため、主要な著書を知りたくて手に取ったが、むしろ読むべき本が増えたことは贅沢な嘆きであろう。

2012/02/19

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