人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する!
人を動かす、新たな3原則 売らないセールスで、誰もが成功する! / 感想・レビュー
Kawai Hideki
先日のアメリカ出張で、スタンフォードや空港の書店でベストセラーとして見かけた本。セールス活動の定義を拡げ「人を動かす事」と考えると、誰でも毎日セールス活動をしていることになる。新しい定義のセールスでは必要とされる原則も変わってくる。新たな原則とは、同調(顧客の視点を持つ)、浮揚力(拒絶の大海で沈まずモチベーションを保つ)、明確性(解決すべき本当の課題を見つける)の3点で、必要なスキルはピッチ、即興、奉仕だという。それぞれ実験に裏付けられた原理原則と、現場で使えそうなケースが示されていて参考になる。
2014/05/02
かまど
セールスについて、これまでの売り込みは、売り主が多くの情報を持ち、買い主が騙されまいと気をつける「買い主は気をつけろ」の時代でしたが、今はインターネットの普及などにより売り主と買い主の情報が均一化してきた中で、売り主が買い主にいかにして納得してもらえるかという「売り主は気をつけろ」の時代へと変わってきたと著者は語っています。 今後、マーケットにおける売り主の単位が、集団から個へと変遷していく中で、変遷に振り回されることのないように、自分をコントロールする必要があると思います。
2014/08/13
かんちゃん
【Booklive!】社会心理学的な知見をふんだんに紹介しながら、人を動かす術を語っている。「売らないセールス」は販売ターゲットのセグメンテーションの話ではなく、「人を動かすのはモノではない何かを売るのと一緒」ぐらいの意味だ。「説得の技術」は米国の社会心理学者たちの間でかつて流行った研究テーマの一つだ。それらの研究成果をあちこちから引っ張ってきて、それらしく理論武装している。惜しまれるのは、専門書でも実用書でもない本書の中途半端さだ。帯に短し襷に長し。まあ、面白いから、いいか。
2017/02/22
ひろ☆
人はみなセールスに関わっているから、NLPや交渉の技術、セールスの手法話法は知っておいて、損になることではない。一番、心に残ったのは、放射線医師が自分の仕事で人間味に欠けていると感じたときにとった方法は、検証するCT画像の1枚1枚を父親のものだと想像することだったという。 全ての出会いで、相手を自分のお祖母さんだと思ってみる。そうしたら、自分の態度はどう変わるだろうか。
2014/07/17
Thinking_sketch_book
★★★★☆ 面白いが読みづらい。また目からウロコというほどの感動が無い。確かに皆、何かしらのセールスマンではあるのでセールスに関する技術が必要だが、個々の技術解説に荒さを感じ、頭に入りづらかった。結構いい本だと思うんだけどな。
2013/10/07
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