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おまえさん(下)

おまえさん(下)

おまえさん(下)

作家
宮部みゆき
出版社
講談社
発売日
2011-09-22
ISBN
9784062172530
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おまえさん(下) / 感想・レビュー

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ぶんこ

史乃さんは14歳か15歳だったのですね。そんな歳で恋をしたら、一途に信じ込んで一直線に破滅に進んでしまうのも有りなのかと切なくなりました。三ちゃん、弓さんと呼び合う二人も史乃さんと同じ年頃だとは。 女の子の方が成長が早いのでしょうか? 信之輔さんも、おしんさんも切ない片恋で苦しみつつも、周りに優しくて頼りになる仲間がいたからこそ乗り越えられたのでしょうか。 そんな、人の思いの深さ、やるせなさをヒシヒシと感じました。 やっぱり平四郎さんや淳三郎さんのような、ぼんくらな方が好きかな。

2015/08/18

くりきんとん99

さすが宮部みゆき!!あっという間に面白く読んでしまった。久しぶりの「ぼんくら」シリーズ。前作のことはほとんど覚えてないけど、十分面白く読めた。長編だったけど、下巻は短編みたいな。ほのぼのだったり、切なかったり。ラストはしんみりかな。新しい登場人物、丸助、淳三郎の今後の活躍も楽しみ。でも「ぼんくら」「日暮らし」をもう一度読まなくては。

2011/10/15

れいぽ

おまえさん、おまえさん。この時代の妻たちの、連れ合いへの呼びかけは何と深い響きがあるのだろう。恋しさも切なさも、愛情も憎悪もこめて等しく「おまえさん」と表現する。「転び神」の「おまえさん」には何故だか涙がこぼれました。淳三郎がいいキャラしてたな~。続編待ってます!!【リーフレットより要約】ぼんくら3作目は当初の刊行予定より三年遅れてしまったので文庫で出すことを宮部さんが提案。ところが版元から「単行本で揃えている方は村上豊さんの絵を単行本で見たいと思っている」との指摘を受け両方作ることとなった。

2011/10/20

だんたろう

恒例の弓之助の謎解きは、導入部であっさりと終わってしまう。そこから怒濤のごとく押し寄せる、人と人、心と心の重なり合いがすばらしい。悪事よりも、悪事に走らなければならなかった事情を憎む。ほんの小さな救いがあれば、道を誤らないかもしれないし、やり直しもきくかもしれない。それは一人の力じゃなくって、頼ればいいんだと教えてくれる。出来る人が出来ることをそれぞれに行う。そんな積み重ねが、人を世の中を豊かにする。新キャラでは大活躍の淳三郎もいいが、なんと言っても丸助が良かった。幸せそうな丸助の笑顔に目頭が熱くなった。

2012/02/01

まりもん

再読。弓之助の兄である淳三郎は何だか憎めない良い兄貴だなぁ。岡っ引きになったら面白そうだけど、将来的に弓之助のてかになるのは兄のプライドが許さないようなので違う職業かなぁ。今後も登場して欲しい。

2012/03/05

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