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デッドボール

デッドボール

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作家
木内一裕
出版社
講談社
発売日
2011-11-23
ISBN
9784062172844
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デッドボール / 感想・レビュー

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美登利

タイトルからすると野球のお話?かと感じますが違います。お金がない頼りない運のない若い男ノボルが主人公。誘拐事件の片棒を担ぐことになった彼が、頭の回転の早い雇い主佐藤とドタバタ繰り広げるストーリー。第2章までは文句なく面白いです。しかし、日にちを挟んでしまった私が悪いのか悪徳弁護士成宮のキャラが途中からレベルダウンしたような気がしました。とことんサイコパスを貫いた方が物凄く憎たらしくて良かったのかもしれないな。木内さんはこれで多分2作目ですが、この物語はあの有名な漫画の登場人物と繋がっているらしいですね!

2017/10/02

サンダーバード@永遠の若者協会・怪鳥

【図書館本】職も彼女も失った冴えないノボルが、金に困って「佐藤」を名乗る人物から誘われたのが営利誘拐。巧妙な作戦でうまく大金をせしめると思いきや、事件は予想外の方向に転がっていく。木内さん初読みだが、いやいや、これは面白い。「ビーバップ」の作者がどんな話を書くのかと思って読んだが期待以上。いい意味で実に漫画的。キャラが立っているし、話のテンポも良い。理屈抜きで楽しめるエンタメ作品。雰囲気としては伊坂さん的な感じかな。他の作品も読んでみようと思う。それにしても佐藤っていったい何者?頭切れすぎ!★★★★

2018/11/15

うなぎいぬ

この作者にしては珍しく一見普通っぽい青年が主人公。相棒の佐藤が魅力的。ヤな敵方にも笑わされてしまった。面白かったですよ、ガチで(笑)

2011/11/27

ゆみねこ

金もない、仕事もない、そして頼りない若者・カネコノボル。ある日先輩ゲンさんの無茶苦茶な依頼で、佐藤と名乗る男と誘拐を企てる。まんまと身代金を受け取り、誘拐した男児を解放させる予定が…! 木内さんのスピーディーなストーリー展開はいつもながら読んでいて楽しい。あっという間に読了です。

2017/07/14

taiko

彼女に借りた16万5千円を返すために、誘拐事件の片棒を担ぐことになったノボル。 身代金を手にすることが出来ずに次の手を考えことになったはずなのに、テレビのニュースでは、誘拐犯は殺人犯にされていた。 疾走感のある展開でとても面白かった。 悪人だらけの話なのに、ノボルの気弱だけれど誠実なキャラや、佐藤の頭の良さ、実は頑張り屋の愛海など、好感が持てる登場人物が良かったです。 最後のハートウォーミングなエンディングには、やるなと思わされました。 楽しい読書タイムでした。

2018/02/12

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