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一分ノ一(上)

一分ノ一(上)

一分ノ一(上)

作家
井上ひさし
出版社
講談社
発売日
2011-10-27
ISBN
9784062173070
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一分ノ一(上) / 感想・レビュー

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Book Lover Mr.Garakuta

図書館本:速読、読了済み。多数の国に分割統治されている日本が舞台。もしもの展開が面白い。

2019/01/05

よし

帯にある「米英中ソに分割統治されたニッポンで繰り広げられる大活劇。ピンチの連続、怒濤の三日間! テクニック総動員の奇想!」全く、訳のわからぬほどの奇想天外な話。でも細部の描写はとてもリアルである。読書の楽しみを拡げさせてくれる一冊。下巻が楽しみ。

2015/03/14

うしちゃん

もし敗戦で日本が分割統治されていたらというIF小説。冴えない地理学者がひょんなことからその豊富な地理学知識で日本統一運動を始める。しかも、劇中劇ならぬ小説中小説「一分の一」という、もし敗戦で日本米国単独に占領統治されていたらのIF小説まで登場。井上ひさしさんのユーモア小説の醍醐味を堪能できます。

2012/09/04

ゴロチビ

小説には時代の香りというものがある。たまたま手にとって読んだが、紛れもなくあの時代の匂いが。昭和ヒトケタの人が書いたものだなぁ。特に女性観にわかりやすい。印象は、吉里吉里人に近い、荒唐無稽でドタバタでしかも深い…。作者のモットーそのままだ。難しいことをやさしく…っていうアレ。奥様は米原万里さんの妹だったはず。ソ連関係の記述がやたら面白く感じるのはそのせいかと、つい思ってしまう。下巻はこれから。未完でも納得、って思えるだろうか、楽しみ。

2016/05/11

bouhito

そもそも完成させる気すらなかったんじゃないかと思うほど筆者のやりたい放題であって、それがもう抱腹絶倒の嵐なのであります。これも筆者のサービス精神のなせる業でしょう。特に、「一分ノ一」の作中小説「一分ノ一」は、その書き出しが筆者の戯曲「国語事件殺人辞典」のオマージュになっています。それだけでファンにとってはたまらないですし、それを抜きにしたって、なんというメタフィクション、呵々大笑、呵々大笑、本当に腹が痛いです(乱文失礼)

2014/08/23

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