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東京ドーン

東京ドーン

東京ドーン

作家
早見和真
出版社
講談社
発売日
2012-04-18
ISBN
9784062175869
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東京ドーン / 感想・レビュー

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takaC

自分には遥か20年前のことでほとんど忘れ去ってしまっている(から、さらりと読み流して終わってしまった)男女27歳若者たちの懊悩。Oh! No! Android 4.1.2 は「懊悩」が変換できないのかよ。クソだな。

2015/04/11

ジンベエ親分

早見和真にハズレなし。今回は東京に住む27歳の男女、というだけが共通の短編集。各編の登場人物が緩~く繋がっているのだが、下手すると気づかない程度の緩さ。こういう形式の短編集って今流行なのか?と思ったが、やはり早見和真、少し切り口が違う。過重労働で鬱の会社員、自分にどこまでも甘いお坊ちゃん、野球を辞めてヒネた男、見栄っ張りで自意識過剰の女、こう書くとロクな人物がいないように思えるだろうけど、事実そう思うのだけど、それでも必死に自分の殻を破ろうと足掻く姿は迫るものがある。早見らしいお馬鹿なパワーが健在で嬉しい

2018/06/10

そのぼん

タイトルの雰囲気で、コメディタッチの話かと思いましたが、違いました。日々の生活を真面目に生きる人々を描いた連作短編集といった感じでした。物凄く劇的なことが起きるわけじゃないけれど、読み進めていくうちに何だか切なくなりました。

2012/10/13

デンバー07

最近のお気に入りの作家。題名からは、もっと弾けたお気軽な内容を期待してました。二十代後半に差し掛かり、社会の中で自己のポジションを意識し始める時期。仕事場では一人前として扱われる仲間も出てくるし、就職してなければ焦る、結婚も意識する。そんな時代を何人かの人物を通して描かれた作品。登場する人物が色々な所で繋がっている王道パターンもなかなか楽しめます。お父さんのスピーチとライブハウスのシーンがお気に入り。誰か関係図作ってくれないかなぁ〜。もう一度読まないと繋がらない、、、。

2016/05/24

ち~

東京に住む27歳の男女による短編集。皆、どう足掻いても上手くいかない現状を、表面上は取り繕いながら必死でもがいています。ちょうど将来への分岐点が書かれています。側から見ると、少し甘いんじゃない?と思う人もいるけど、なんとか現状を上向きにしようと必死な姿にちょっと魅かれました。

2015/03/04

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