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盗作の報酬

盗作の報酬

盗作の報酬

作家
三浦明博
出版社
講談社
発売日
2012-05-17
ISBN
9784062176071
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盗作の報酬 / 感想・レビュー

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RIN

著者が小説の魔力に絡め取られていることがすごく伝わる熱は感じたが、この作品を「小説」としてどう感じればいいか微妙な読後感。小説の構成として技巧を凝らしたものなのかもしれないが、書けない時の小説家の気持ちや盗作をすることに対する抵抗感とか言い訳感が必死で、自虐的随筆を読んでる感覚も。まぁ、つくづく読者は高みの見物で勝手なことを言ってます、すみません、とは思いました(笑)

2015/06/26

むつぞー

なかなか面白い話でした。でもできればこの作品、もっと深く書いてあっても良かったと思います。 編集者から持ちかけられた盗作…その件について作家は当然のことながら悩みます。 前半はこの悩みだけで過ぎてしまうといってもいいでしょう。 だから物語が動かないと、もどかしく感じるかもしれませんが、私としては実はもっと迷ってもいいと思ったのです。 作家として死にたい…でも実際作家を続けることも大変で、あとがないと最後通牒を付きつけられた作家。とはいえその作家としてのプライドや創作することの意味を問われているのですから。

2012/06/15

mikarin

前回、図書館の返却日にどうしても行けなくて、時間が空いたダンナに行ってもらい、ついでに何でもいいから借りてきてと頼んだ所、本を読まない人が適当に選んだうちの1冊。自分ではまず選ばないかな〜。でも小説家として生きていくことの大変さは伝わってきましたよ。

2014/10/20

浅見陽一郎

江戸川乱歩賞作家 三浦明博氏のだいぶ古い作品、華やかなデビューをした小説家、中村はその後鳴かず飛ばずの生活、 そんなある日、担当の編集者 溝口から盗作の提案を受ける、冗談じゃない、これでも乱歩賞作家だと、一旦は憤慨した中村だったが、編集者からはもし盗作して本を出したら 次作まで刊行を保証する、NOならもうあなたの作品は扱わないと....そう言われた中村は一字一句同じ小説原稿に手を出してしまった。

2022/07/03

mitsuru1

編集者から原稿を渡され盗作を進められた作家は、  ウーン設定は面白いと思うけど、そもそもここに無理があるような気がする。もう少し違う解決法があれば。何かいまひとつスッキリしない。

2012/07/09

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