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ラバー・ソウル

ラバー・ソウル

ラバー・ソウル

作家
井上夢人
出版社
講談社
発売日
2012-06-01
ISBN
9784062177139
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ラバー・ソウル / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

初読みの井上夢人さん作品ですが、まさかまさかの超ド級ウルトラどんでん返しミステリーでした。ハードカバーで約600頁近くある超ヘビー級大作もなんのその、あまりの面白さに、ほぼ1日で読了してしまいました。この作品の持つハンパない‘吸引力’は東野圭吾さんの『白夜行』を思い出させるパワーです。読み進めていけばいくほど、ヒヤヒヤ&ドキドキ、そしてハラハラとまさしくミステリーのオールインワンな作品でした。各章およそ30〜40頁くらいに刻まれているので、非常に読みやすかったです。 声を失う‘ド圧巻’さに参りました。

2015/01/24

takaC

もしかして長さも戦略のうちということなのか?いや、長さに関係なく看破不可能だな。

2016/05/13

みっちゃん

読み終わって「うわあ…」後は絶句…殺人とストーカー事件の関係者へのインタビューや聴取で進む構成には緊迫感があった。犯人の病気による風貌には痛々しさも感じたが、とにかくその思い込み、狂った論理がおぞましかった。が、最終章で「え、え〜っ!?」こういう事だったのか!衝撃で頭がぐらぐらした。読んでる間、結末が気になって何回も覗きそうになったけど、我慢して良かった…

2013/06/18

財布にジャック

ビートルズ・ファンには堪らない演出があちらこちらに散りばめられていました。そして、ギリギリでの大どんでん返しには、流石井上さんと拍手を贈りたくなりました。しかし、このいや~な内容だと、半分くらいで読むの止めたくなってしまう人もいそうで心配です。この犯人は許せないと怒りを隠せませんが、最後まで読んだ人だけが味わえるミステリーなのにちょっと切ない読後感は、東野圭吾作品にちょっと似ています。

2012/10/23

のっち♬

化け物のような容姿の男がモデルの女をストーキングするというもので、男の手記と登場人物が取り調べに応じる様が交錯する構成。前半から繰り返しの描写が多く、全体に冗長で、文体の平易さで読者を惹きつける印象。肝心の叙述トリックに関しては、人数と構成のために読み進めるうちに著者の意図を察してしまい、この文量が全て真相の前振りに帰していく様は必ずしも良い印象を残さないだろう、伏線が周到なだけに惜しい。二人の接点や犯罪心理もやや安直で、純愛の響きや題にも違和感。彼の人生に現れた一条の光、見出される価値はあまりにも儚い。

2020/04/17

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