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戦車のような彼女たち

戦車のような彼女たち

戦車のような彼女たち

作家
上遠野浩平
出版社
講談社
発売日
2012-07-01
ISBN
9784062177931
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戦車のような彼女たち / 感想・レビュー

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とら

「メフィスト」「ファウスト」系の上遠野作品ということで手に取ったが、ただの王道であった。戦車の説明を織り交ぜながら進めていくけれど、正直その説明は飛ばして読んでた。何なんだろうこれ、戦車の生い立ちを元に擬人化したってこと?能力とか性格とかを。まあ大体予想通りの物語だったしさらっと読めたが、普通に面白かった。ただ誤算は、ブギーポップシリーズはリターンズまでしか読んでいないからどこがリンクしているか分からなかったこと。統和機構?てのを何となく聞いた事あるくらいだなあ。ブギーポップの続きをぼちぼち読み進めたい。

2014/01/06

寂しがり屋の狼さん

人の欲望が創り上げた戦闘兵器『合成人間』…それは大戦中の戦車に例えられるほど強大で不完全なもの。 これは不完全な少女の純粋な恋の物語(◕ᴗ◕✿)

2021/12/18

エンブレムT

戦うためだけに生み出された少女。彼女を待ち受けている運命は、常にall or nothing。上遠野浩平さんの紡ぎだす『統和機構』の物語は、印象的なシーンが次々に重なってとても魅力的なんだけれど、つながりがよく解らなかったりして、気が付くといつもウツロな目をして文字を追う状態になっておりまする(笑)今作は、命を狙う少女と狙われた男の『恋』物語。そしてそれを背景に、機構の中でも髄一と言われている能力者たちの潰し合いが描かれてます。ケムニマカレタ感が強いけど、それを味わうために、上遠野作品の読者やってますw

2012/10/26

柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中

統和機構内部の話を戦車に例えてだけど、これだけ読んだ人は何のことやらだろうなぁ。でも私的には、一つの大きな物語の外伝的な位置づけとして、面白かった。そろそろシリーズ全体を縦断する大きな話も欲しいところだ。

2012/08/26

眠る山猫屋

“一目惚れたち”の物語。個人的にはブギーポップの世界観にパラレルワールドの要素を加えるのは収拾がつかなくなるような気がするが、そこは上遠野先生、カチューシャやらパールやら、ホルニッセこと久嵐舞惟やら魅力的なキャラクターで乗り切ってくれている。飛鳥井先生、ユージンも懐かしい、シリーズ中でも、パンドラ好きだったからなぁ。

2015/06/05

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