ありがとう3組
ありがとう3組 / 感想・レビュー
パフちゃん@かのん変更
「だいじょうぶ3組」の続き。続けて一気読みしました。発達障害のある転校生が来て3組はまた新しい課題を抱える。進路の問題、家庭の問題も広がってくると実際1教師に出来る範囲を超えている。でも、これも引き続き感動的で、泣きました。「出来ないことはたくさんあったけれど、自分をかわいそうと思ったことは一度もない。それは両親に愛されていたからだ」というところにグッときました。
2013/09/21
再び読書
一気に読みました。予想通りの作品です。ここには、子供の事を一生懸命に思う大人と、必死な子供の悩みや頑張りが描かれています。また、オトちゃんの人生に満ち溢れる人に対する愛情が感じられます。「五体不満足」で衝撃だった両親の彼に対する愛情に再度感心させられる。人に受けた恩を、別の人に返していく、これも立派な恩返しだと思います。親はどうしても、子供の為と称し、子供の行動や考え方を制限してしまう。愛を以て見守る勇気も必要な事と、改めて自分の態度にも反省する。子供たちが成長していくのが、フィクションでも嬉しく思います
2015/10/06
湘子
だいじょうぶ3組は小学5年生でしたが、これはその1年後の6年生の1年間のお話です。どこを切っても愛が溢れていました。だいじょうぶ3組を既読で、つい先日映画も観てからこの本を読んだので映画の配役でそのまま情景が浮かびました。泣かされるかな…とは思ってましたがやっぱり涙。私もこんな風に人を愛したくてたまらなくなりました。乙武くんのご両親は、本当に素晴らしい愛情の注ぎ方をされたのだなぁとつくづく感じます。
2013/04/15
それいゆ
小学5年生くらいでも十分読める本です。人権月間の期間中に読むのにふさわしい本かもしれません。前作の「だいじょうぶ3組」が2013年3月に国分太一・乙武洋匡主演で映画公開されますが、ぜひ観たい、子どもにも鑑賞させたいと思います。
2012/11/16
そうたそ
★★★☆☆ 本書をもって三組の面々は卒業という、一応シリーズ完結編的な作品。今回から仲間に加わった泰示は発達障害を有する生徒で、普通の生徒に比べて教師が扱うにも困難となる。母親がやはり普通の子どもたちとともに学ぶのは難しいかと不安がるが、赤尾により泰示は徐々にクラスにとけこめるようになる。最近では発達障害等々が注目され始め、そういった障害をもつ子どもたちへの対応も熟慮されつつある。こういった子たちをどう扱うかでクラスづくりも180度変わっていくだろう。赤尾の対応が一つの参考になることは間違いない。
2013/05/19
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