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幕が上がる

幕が上がる

幕が上がる

作家
平田オリザ
出版社
講談社
発売日
2012-11-08
ISBN
9784062180702
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幕が上がる / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

初読み作家さんでしたが、我ながら恥ずかしくなるくらいにとてもストレートに感動してしまいました。高校演劇部の話ですが、そこらのスポーツモノも足元に及ばない?ひたむきな頑張りに胸が熱くなりました。とにかくキャラが素晴らしいです。芝居を演じることで、自己をさらけ出し、他者をいたわり、困難に真っ向から立ち向かう姿にずっと目頭が熱くなりっぱなしでした。いくつになっても、やっぱり学生青春モノはココロ揺さぶられてしまいます。友情や進路、恋愛など様々な悩みや葛藤があると思われる青春の1ページをとてもステキに綴っています。

2015/01/12

風眠

劇作家であり、演出家、劇団青年団主宰の平田オリザ氏。口語的な文章なので小説というよりは脚本のプロットのよう。でもそれが逆に効果的で、何者にもなれない、なれる術を知らない女子高生の葛藤がガツンと伝わってくる。それにセリフが抜群にいい!モモクロで映画化されたので手に取ってみたが、思っていた以上に深くて、まっすぐで、青春が全力疾走しているような物語だった。高校演劇部、自分のリアルを表現したい伝えたい、そんな部員達の真剣さに心打たれる。星空を走る銀河鉄道に心寄せて、置いてきてしまった「何か」に私も想いを馳せた。

2015/03/21

七色一味

読破。文化系コンクールものの王道的構成で、安心して読めます。ただ、パターン化してる感じもあって、やや新鮮味には欠けるかも。とりあえず、『銀河鉄道の夜』だけは事前に読んでおくと、後半部分楽しめるかと。ただなぁ~、そこへの高校生の生活と心情の投影とかって、結構無理を感じてしまう面もあるかと。もう少し身近な投影方法があっても良かったのではないか──、それこそ批評の中にあった話ですが──と。まぁ、細かな部分はいろいろありますが、それでも全体的にはいい作品です^^

2013/04/28

ゆみねこ

いつも地区大会で終ってしまう、弱小演劇部。そこに学生演劇の女王と呼ばれていた美術教師が赴任して、全国大会を目指す熱血演劇もの。大好きな銀河鉄道の夜をモチーフにした、きらめく高校生の姿に胸を熱くしました。素敵な1冊、お勧めです。

2016/07/11

りえこ

ものすごく良かった。面白いし、暖かくて沢山、涙が出た。高校演劇の話。私も中学は演劇部部長で、高校は学校外で演劇をしていたので、とても共感しました。憧れもあった。高校か、会場校だったので、高校演劇も見たりしていました。仲間がいて、純粋に打ち込めるこの時期って宝物たなーと思う。

2013/06/13

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