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わからん薬学事始3

わからん薬学事始3

わからん薬学事始3

作家
まはら三桃
出版社
講談社
発売日
2013-06-28
ISBN
9784062183611
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わからん薬学事始3 / 感想・レビュー

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chimako

「さて、何から話そうか」と蘭さんが話始めたのが160ページ。めでたく和漢薬科大学に合格した草多は、ある日母とその隣で微笑む男性の写真を見つける。今まで誰も教えてくれなかった父の話。腑に落ちることの数々。改めて気休め丸を継ぐ者としての自覚を深める。主人公 草多の高校入学からの3年間が頼もしい大人たち、心優しい先輩や友人のエピソードも含めて気持ちよく語られる。ヤングアダルトはこうでなくっちゃね。力強く励まされるのではない。耳を傾けた者にだけ聞こえる薬草たちの囁きのような声に背中を支えられる。良いお話でした。

2017/10/02

ぶんこ

無事大学に進学し、新薬への道への一つが分かったようなところ、そして真赤への恋も進展。こんな先行きが楽しみなところで完結とは。古くからの薬草の働き、民間伝承の治療法の良さが少し分かったような気がします。

2017/02/02

エンブレムT

「甘~味、酸味~、渋~味♪」草多が植物の声を聴き取るように、本から聞こえてくる声に耳を傾けてみた。本から聞こえてくる声は、元気で健やかだ。どうやら完結編になり、ようやく私にもこの薄味の物語に使われている調味料の『味』が感じられるようになってきたのかも。などと思いつつ泰蔵じいさんのエピソードを読んでいたのですが、「渋味だと信じていたものは甘味だった」という状態に陥りましたwそして、誰もが言葉を濁し、謎めかしていた草多の出生の秘密は「酸味だと思っていたのに甘味だった」と。そしてそして、草多の恋の成分も・・・w

2013/12/09

ひめありす@灯れ松明の火

嵐先輩が卒業して一年。また今年もわからん荘に春がやってきます。一年で一番草木が芽吹きぐんぐんと頭を伸ばす、何時も何かが始まるのは春休みのこと。もうすぐ三年生になる草多は上級生伸太郎の故郷へ。そこで知った新たな飛躍のきっかけ。遠回りの恋が教えてくれたのはゆっくりと温められほぐれ、過去へと戻っていく温度がある事。自らの出生の秘密。その代償はあまりに大きく。目も、耳も、舌も。そして目指す。気紛れではない万能薬を。物語これからという所ではありますが、これにてしばしのおわかれ。草多のくすりまなび、ことのしまい~!!

2013/08/11

coco

シリーズ3作目、完結編。宙ぶらりんなところもあるけれども、謎だった部分が解決し、スッキリした気はする。爽やか・キュンな成長物語でした。これからまだまだ伸びしろがありそうなのに、これで終わるのはもったいない。残念。。続編出ると嬉しい。

2014/07/21

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