五年前の忘れ物
五年前の忘れ物 / 感想・レビュー
❁かな❁
お気に入りさんの感想で気になり読んでみました!益田ミリさんは漫画の『泣き虫チエ子さん』しか読んだ事ありませんでしたが、なんとなく作風はわかっていました。この作品は大人なミリさんとは聞いていましたが本当に大人ミリさんでした(笑)10編の短編集。四コマ漫画の時のほのぼのした雰囲気ではなくリアルでほんのちょっとエッチで大人の女性の気持ちが上手く描かれていました。『五年前の忘れ物』『ニリンソウ』が良かったです!中でも『ニリンソウ』はすごく泣けました。特に最後の漫画で更に涙が溢れました(;_;)とても良かったです★
2014/07/13
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
〈小説家〉でもミリさんはミリさんでした。周りにいそうな人々の心の動きを率直に描いていて、共感できます。マンガやエッセーだと〈余白〉で表現しているような感情を、小説では細かく文章を積み重ねて描写する分、濃密な印象を受けます。セックスをセキララに扱う物語もありますが、ほのぼのタッチのマンガでも年齢相応の大人の女性を描かれているから違和感はそんなに感じませんでした。10篇を収録。マンガのイメージを気持ちよく裏切ってくれた表題作と、エピローグをマンガ(ボーナストラックみたい)で描いた『ニリンソウ』が印象的でした。
2015/01/10
ナイスネイチャ
図書館本。何気ない生活している女性の少し闇目線のお話って感じ。多分他の作家さんが書けば重たい内容になるのでしょうが、最後フッと軽い感じで終わってるのでちょっと物足りなかったかな?
2014/08/09
AKIKO-WILL
益田ミリさんの短編の小説集。エッセイでも漫画でもないから意外でした。20代後半から30代の色んな女性が出てきて、自分に当てはまりそう話しもあり、グイグイ読めました。話的には、「バリケン」が良かったな。「ニリンソウ」や「バタークッキーの紙袋」も普通にありそうな話で読んでいて切なさがあります。
2016/08/13
mariya926
どんな本かな?と軽い気持ちペラペラ捲っていたら読了してしまいました。益田ミリさんの本は発売されてる半分以上は読んだと思いますが、短編集は珍しいと思いました。正直前日に読んだ内容が思い出せなくて、ちょっと薄いなぁと思っていたら、急にセックス系が始まったので意表をつかれました。「堤防の夕焼け」が一番良かったかな?後になればなるほど毒が出てきて、ミリさんらしいなぁと思いました。
2022/04/04
感想・レビューをもっと見る