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天才! 成功する人々の法則

天才! 成功する人々の法則

天才! 成功する人々の法則

作家
マルコム・グラッドウェル
勝間和代
出版社
講談社
発売日
2014-01-29
ISBN
9784062184397
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天才! 成功する人々の法則 / 感想・レビュー

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かんちゃん

Outliersを天才と訳してしまうのはいささか誤解を生む。日本語版のタイトルから受ける印象とは異なり、本書の主張は我々の実感に近い。縁、運、環境…本人の努力以外の要素がいかに才能を飛躍させるために重要な役割を果たしていることか!もちろんチャンスを掴むには相応の準備が必要かもしれない。しかし、才能を決定づけているのは、天賦のものではなく、代々受け継がれてきた文化であったり、時代の趨勢であったり、まさに巡り合わせなのだ。だからと言って卑屈になる必要もない。何よりも成功者は確かに成功者に違いないのだから。

2014/10/12

まなあん

マルコム・グラットウエル2冊目。成功している天才は自身に才能だけでなく、環境や社会情勢などの影響も多分にある。1万時間の法則など、成功には自らが夢中に取り組んだ結果という事例は親近感を持てる。「逆転!」の方が面白かった。

2016/02/08

KASAO

自己啓発本かと思って読んだら手痛い反撃を食らった。天才は才を持っているから天才なのではなく、その才を伸ばせる土壌とそこに生まれる運を持ち合わせ、1万時間その分野に打ち込めれば成功できる。自己の努力だけが天才を天才たらしめているのはないというのは、目から鱗で面白かったけど生まれ落ちた環境に左右されるというのはそれはそれで残酷だと思った。ただまぁ、天才と呼ばれる人たちもおしなべて努力していると言われればもう努力しないことは理由にならないと、腹も括れる理由になるとも言える。

2016/10/24

またおやぢ

日本語タイトルは『天才』だが『Outliers』を天才と呼ぶのには違和感を覚える。成功者と呼ばれる人々が、自らの欲する事柄にのめり込み(1万時間の法則)、知識と経験を得ている事には驚嘆するが、それが富や名声に繋がるか否かは、時代や環境、育った地域やその文化等の外発的要因にも拠るのが事実のようだ。また、成功を手にしたとしても「成功=幸福」か否かは、多分に本人の判断に委ねられる事も示唆している。我々に出来ることは、準備を怠らず、好機を捉える勘を磨き、日々の中に幸福を見つける目を養う事だと教示してくれる一冊。

2016/06/09

中島直人

面白くて読み易い。おすすめ。 成功者は歴史と社会、好機と遺産の産物である。それらは、複雑に編み込まれた、優位性と彼らが受け継いだ遺産から生まれる。しかもその一部は与えられる価値があり、一部は与えられて当然と言えず、あるいは自ら勝ち取った分もあれば、単なる幸運で手に入れた分もある。だが、そのどれが欠けても成功者は成功者になり得なかった。outlierは最初からoutlierだっtわけではない。 他2つ:生まれつきの天才はいない。自主性、複雑さ、努力に見合う報酬の三つが満足のいく仕事に求められる特性。

2016/05/03

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