Art in Hospital スウェーデンを旅して
Art in Hospital スウェーデンを旅して / 感想・レビュー
優希
スウェーデンでは公共建築費の1%をアートに、という法律があるので、ホスピタルアートが充実しているのだと思いました。世間から隔離される入院患者さんにとって心地よい空間があるだけで気持ちも明るくなるというもの。ホスピタルアートは無限の可能性を秘めていると思います。山本容子さんもお父様の入院生活からこのような活動をするようになられたとのこと。病院を日常にする私たちにとって、ホスピタルアートが身近にあったら、病院の環境も今より良くなるでしょう。
2015/11/17
紅香@本購入まであと9冊
スウェーデンの公共建造物は建設費の1%をアートに使うという法令が。もちろん病院にも生かされている。山本容子さん自身、お父様の入院生活で感じた無気力さが病院の中にアートを取り入れる原動力へ。。出来上がったその壁画は、うっとりするくらい素敵~(*´ω`*)♪包み込むように優しく慈愛に満ちていて、内側から温かい音楽が聞こえる。BGMのような、でしゃばらない癒される空気を纏っている日だまり。不安な気持ちを払拭させる、まさに鎮静剤。一つでも多くこんな場所が日本にも出来たらいいなと思う。アートには絶対、力があります!
2014/09/21
おかじ
ホスピタルアートをどのように創っていくか、海外の実践に学び日本に取り入れようとする活動について。子供たちに意思決定をさせる練習をするために、小児科のラウンジを低くしてあることや、病室に飾る絵を選べるところなど、「ケア」として他者をおもうことに思いを馳せる。
2021/10/04
とよぽん
スウェーデンの病院が患者のために様々な工夫や意匠を施している、ということを知らなかった。山本さんの、病院にアートをという活動が、日本にもっともっと広まっていくことを期待。
2018/12/24
アルラ
読み友さんからの紹介本。山本容子さんがこういう活動をされていることは知らなかった。まずご自身のお父様が亡くなられた後の様々な後悔があり、病院という空間の中のアートの必要性を強く感じられたとのこと。その後、NHK番組で北欧の病院取材を挟み国内二カ所のホスピタルアートを手掛けられた際の記録と写真、そして先生方と今後の展開や希望を話されている。北欧の考え方は感嘆に尽きる。病は身体の痛みや苦しみはもちろん、精神的なダメージが大きい。日本でも積極的にユーモアのセンスと患者や家族の心のケアを取り入れて欲しいものだ。
2013/12/22
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