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青い鳥

青い鳥

青い鳥

作家
モーリス・メ-テルリンク
宇野亜喜良
江國香織
出版社
講談社
発売日
2013-10-11
ISBN
9784062186032
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青い鳥 / 感想・レビュー

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めろ

光や水や火たちと青い鳥を探す旅にでたティルティルとミティル。旅をしながら2人は世界の本当の姿を知っていく。人は死なず思い出せばいつでも会えること。動物や植物たちの本当の声を聞き、あらゆるおそれや苦しみ、よろこびと幸福に出会う。幸せは目に見えないのではなく、目の前にあるのに見ようとしていないだけ。幸せは捕まえたり自分の手元にとどめておくものではなく、身の回りにあるものに輝きを見出すことで感じられる。見方を変えるだけで、何もかもがしあわせで満たされていることに気付く。

2014/05/17

【2018新潮文庫100】(21)104/110新潮でも文庫でもないが、こちらを読みたかったのはイラストが綺麗だったから。有名なお話だが、まともに読んだのはこれが初めて。どうしても、「ヘンゼルとグレーテル」と勘違いしてしまって、お菓子の家が出てくるイメージだった。生まれるのを待つ子供たちがいるシーンは、昔のお話ですでにそういうことが書かれていることに驚いた。子供よりも大人が読むほうが、より感じることが多いのではないかと思う。

2018/10/16

紅香@本購入まであと9冊

緑の帽子、ダイヤモンドを少しひねれば見えてくる。今までとは違った世界。。有名な物語なのに最後まで読んだことがなかった。江國さんの心の籠った美しい文章が光となり物語の最後まで導く。人間をよく思っていないものたちの攻撃。死んだ人々。傲慢な贅沢。無邪気な喜び。憂いを帯びた幸せ。まだ見ぬ未来。一つ一つ確かめて声を聞いて扉を開けて辿り着く自分の居場所。それがどんなに儚くとも手からすり抜けていこうともまた探しに行こうと言える勇気の炎は消えない。『どの家の毎日も祝福されているんだ』読了後、沢山の光が一面に降り注ぐ一冊。

2015/11/06

あおい

青い鳥は結末は知ってたけど内容はうろ覚えでした。ティルティルとミティルの兄妹が青い鳥を探す為に記憶の国や夜の城などを旅をする。人間と自然の共生や生命について色々考えさせられました。未来の王国で「病気を3つ持っていく』という子供の話が切なくて…宇野亜喜良さんの挿絵が素敵。

2023/06/14

Haruka Fukuhara

すごく良かった。夢中で世界に引き込まれた。翻訳って新訳が出てもあまりピンと来なくて意味あったのかな~なんて思うことも少なくないけど、これに関してはまさに新たに息吹が吹き込まれたと思う。絵は独特でよくわからなかったけど(笑)それにしても色々な訳があって、日本人に広く愛された作品ですね。

2017/02/28

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