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たからもの 深川澪通り木戸番小屋

たからもの 深川澪通り木戸番小屋

たからもの 深川澪通り木戸番小屋

作家
北原亞以子
出版社
講談社
発売日
2013-10-17
ISBN
9784062186292
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たからもの 深川澪通り木戸番小屋 / 感想・レビュー

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ぶんこ

夫にも息子にも娘にも、そして母親に置き去りにされた孫達にもそむかれたような気持ちになるおもんさん。 とても共感できて切なかったです。 死まで考えたおもんさん、お捨さんに見つかったホッとしました。 お孫さんの事を「たからもの」というお捨さん、笑兵衛さん夫婦が素晴らしいです。 こんなにも見返りを求めないお節介、とても出来ないと感嘆しきり。 もっともっと読んでいたかったです。

2015/05/22

BlueBerry

北原亞以子さんの遺作になるのかな。大好きな人情話のシリーズでした。この本も穏やかで心に灯りが灯る感じ。地味な感じの本なので読者数も少ないようだから敢えてお勧めしておきましょうかね。

2013/11/14

おか

北原亞以子さんの多分絶筆です。このシリーズ最終の短編集が発行されたのは 亡くなってからのようです。直木賞の「恋忘れ草」も好きだけど、このシリーズも大好きです。市井のどこにでもある ありふれた困り事も 北原さんに掛かれば いや お捨さんと笑兵衛さんに掛かれば すいすいすーいと 収まる所に収まっていく。だれにでも こんな話をきちんと聴いてくれる人がいる場所って必要ですよね。さて次は「慶次郎縁側日記」のシリーズにいきましょうかね

2023/01/11

baba

久し振りの木戸番シリーズ。市井に暮らす人々が辛く、悲しく苦しむ気持ちを笑兵衛、お捨て夫婦の出合で救われる。いつ読んでも心が温かくなる。

2017/03/25

松風

全くの善良なる悲劇のヒーロー、ヒロインではなく、自業自得な面も少なからずある(そしてその「自業自得」は読者にも思い当たる節が満載)人々も、お捨・笑兵衛にかかれば皆救われる。安易といえばそれまでだが、それで読んだ私も確かに「救われる」のだ。救済の物語に感謝と追悼。

2014/02/05

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