月と太陽
月と太陽 / 感想・レビュー
takaC
本としては昨日読んだ『月の恋人』と同じくらいの分量だったけどこちらの方がずいぶん多くエネルギーを消費させられた気がする。
2017/10/06
けい
瀬名さんは初読み。近未来的な出来事の中で人と人との関わりを中心に描く 5編からなる短編集。印象的な作品としは表題にも繋がる「絆」、結合双生児の兄弟そして双子を通して、紡ぎ出される「違と異」の違い、シングルトンという表現、分離を望む父親(世間)とそれとは異なる二人の思い、考えさせられる部分が多かった様に思います。一見理系の話が多く出てくる文章なのですが、文章が非常に美しく読みやすい印象を受けました。他作品も読みたい作家さんです。
2014/02/23
百太
ロマンとセンチメンタルな感じの短編集でした。専門的で難しいかな。
2015/03/05
ぐうぐう
瀬名秀明が小説を書く目的は、いつもいつもはっきりとしている。それは、科学と文学の融合だ。この作品集の中に作家がよく登場するのは、そんな理由からだ。それは、身体と精神の関係に似ている。「私たちは言語によって自分の感じたことや思ったことを表現する。言語を通して世界と接する。だがそれは私たちの身体の役割と同じではないか。人が言語によって自分なりの世界を捉え、言語によって思考の一側面を表すのならば、それはまさに身体のように、私たちの可能性と限界なのではないか。」(つづく)
2014/02/21
zanta
私の頭の出来では理解のできないところも多く。理系のセンス皆無の私には、難解ではある。だけど、理系なんだけどロマンチック。絆が好き。この大学にこの春進学する親族がおり、この本を贈ってみようかなんて夢想しているが、内容が理解できないのに贈る権利ないかな…。ツールやフラッシュ。私には必要ない。かな。本当にこんなシステムが導入されたら?恐ろしい話だ。
2014/03/11
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