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さらばスペインの日日

さらばスペインの日日

さらばスペインの日日

作家
逢坂剛
出版社
講談社
発売日
2013-11-22
ISBN
9784062186667
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さらばスペインの日日 / 感想・レビュー

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KAZOO

足かけ16年書き継いできたイベリアシリーズの完結編です。ほかのシリーズをいくつか掛け持ちしながら書かれてきたのは本当にすごいエネルギーだと思います。確かに現代スペイン史は逢坂さんのライフワークと聞いているのでご自分でも書いていて楽しかったのだと思います。そこに日本人を配置して、あまり表の世界史には出てこないカナリス提督などの思い入れがよく表れていたと感じました。もう一度最初から一気に通読をしてみたいと思います。

2014/09/26

テクパパザンビア

面白かった。『対談 この国の150年』で逢坂剛さんのこの本を推してたから読んだ…。まさかシリーズ物の完結篇やったとは、第1作のイベリアの雷鳴から読んでみたくなった。

2019/08/29

RIN

シリーズ第1巻『イベリアの雷鳴』初出が1999年だから本巻出版まで14年にも亘った全7巻。読むのがもったいなくてようやく読了。最終巻はどこかディズニー映画みたくなっていたが(笑)戦争も終わったことだしたまにはこういう戦後処理の物語もいいかな。自分の親族は母方父方共に戦時中は在外公館詰めだったがいずれも戦後何一つ語らず没したそうで、もしかしたら日本の戦争をこんな風に見ていたのかな?と感慨深い。僅か6年間の物語なのに非常に濃密な時間の流れる物語だった。

2019/06/09

えと

イベリアシリーズ第7弾にして完結。広島、長崎への原爆投下、日本敗戦。それを遠いヨーロッパの地で迎え、日本に帰還。本シリーズは、第二次世界大戦前にヨーロッパで如何に戦争が始まり、如何に世界大戦に流れていったかがわかり、全く知らない大戦がありました。たまたま手にした一冊がこのように広がり、運が良かったな、と思います。逢坂剛先生が調べあげ、実在の人物にインタビューをして描かれた本作は、迫力あるものでした。

2016/05/15

外道皇帝

「イベリアの雷鳴」から始まった長いシリーズがようやく完結。カナリス提督はやっぱり生き延びていたんだ、良かったねえ。キム・フィルビーも上手く生き延びたようで。戦争が終わってからのベントンやシャピロ、須磨の態度は素晴らしい。長いこと続いてきたのが終わってしまうと感慨も一入だなあ。

2014/06/01

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