コルトM1851残月
コルトM1851残月 / 感想・レビュー
しんたろー
月村さんの時代劇なので興味津々で読んだら…月村ワールド全開のアクション…「江戸時代に6連発銃」という設定だけで、300ページ強を読ませるのだから大したもの!主人公・郎次を始め、悪党たちが暗躍する展開はタランティーノ監督のB級映画を観ているようで、頭を空っぽにして楽しめた。郎次の欲望と孤独な闘いは、私を含めた大人になり切れない男にとってのピカレスクロマンとも言える。銃弾数でタイムサスペンスをかけていた中盤と、お蓮姐さんの気っ風の良さが光る終盤の銃撃戦で「合わせ技一本!」主役は変わっても次作も読みたい(^^♪
2019/03/31
サム・ミイラ
江戸時代のお話。すなわち時代劇なので読むのを躊躇ったがとんでもない!面白いのなんの。そのまま現代マフィアの抗争に置き換えても違和感のないストーリー。六連発の新型コルトと刀の闘いに総毛立つ。いつもと同じような展開でも引き出しの多さにやはりのめり込む。熱くなる。イメージはロバート・ミッチャムと高倉健の「ザ・ヤクザ」黒澤明の「用心棒」か。ラストもこれしかないと言うほどのダンディズムに痺れること必至。こういう作品こそ映画になってほしいと思うのだがまだまだ先かな(笑)
2017/11/03
ゆみねこ
コルト1847羽衣が面白かったので、前作のこちらへ。不幸な生い立ちで、孤独な男-郎次、残月と呼ばれる彼の復讐譚。羽衣だけで良かったかも。
2018/02/13
紫 綺
復讐型時代劇版ハードボイルド‼️虚しさ哀しさはあるが、読み応えのある西部劇日本版という感じだった。爽快とまでは行かないまでも、満足のラストだった♪
2018/05/04
みゆ
月村さんの時代物お初。お江戸を舞台に拳銃ぶっ放しながらの痛快アクション小説!かと思いきや、ヘタをこいて嘲笑されたり、罠にまんまと嵌ったりとスーパーマン的でない主人公はちょっと意外。でも殴り込みの頑張りとラストの余韻は良かったです。羽衣楽しみ~(^^♪
2018/05/09
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