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Qrosの女

Qrosの女

Qrosの女

作家
誉田哲也
出版社
講談社
発売日
2013-12-12
ISBN
9784062187213
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Qrosの女 / 感想・レビュー

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hiro

誉田さんの作品ということで身構えたが、帯の‘さわやかで幸せな読書感!虹色の表現をする著者の新境地!!’ということで、安心して読み出す。柏木夏美シリーズでも扱った‘芸能界’と‘週刊誌’を、まったくキャラクタが違う芸能記者の矢口と栗山、ブラック・ジャーナリストの園田、そしてQrosの女の四人の視点で描く。途中の伏線が、きちっと最後のどんでん返しにつながり、軽めだったが楽しく読むことができた。また、柏木夏美シリーズの夏美とルイのちょっと登場したり、「芸能人は歯が命」など、誉田さんのサービスも楽しかった。

2014/02/14

えむ

Qrosって何?思わず辞書を繰りましたが、載っていません。この本で登場するブランド名なのですね。マスコミものなのですが、少し話題になったCM美女が週刊誌に狙われ、ネットに晒される。事件を起こした一般人が週刊誌に取り上げられ、全てを晒されるのに似ています。一方で、そういう週刊誌を求める人がいる。私は新聞の週刊誌広告で終了なんですけど。この本、誉田さんは楽しく書けたそうですが、私がイメージする誉田さんとは少し違う。まあ、ジャンルが違うと仕方がないかな。2015-10

2015/02/11

タックン

芸能界にまつわる話だし誉田さんの話だからもっとグロイかと思ったら意外と軽く読めた。謎のCM美女を巡るサスペンス仕立て・芸能界・マスコミのブラックな展開だったのに最後はハッピーエンドっぽく終わってよかったな。ちょっと綺麗に終わり過ぎな気もするが・・・・。でもやっぱネットは怖いな。嫉妬は怖いな。男だから謎のCM美女と栗山の妹は気になるなあ(笑)

2014/03/02

Yunemo

始まりはミステリアス、終わりは平凡。こんな感覚っていいですね。ネットに脅かされる生活、自身に生じたらと思うとやりきれません。偶然が引き起こす栄光と堕落、実際にもどこかで有るんじゃないかな!こうした背景のもと、それに抗う女性を描き、周りを曲者が囲む、なんかこの状況設定にも好感を覚えるのです。爽やか感が持続したまま読了。著者が自ら言う「幸せな嘘の物語」に完全にはまった感覚、狙い通りの結果なのでしょう、と一人で納得。

2014/01/03

saba

誉田さんの新刊楽しみにしてただけにちょっと物足らず、残念。ネットの書き込みについては現代の大きな社会問題の一つで恐ろしいですね。夏美とルイのエピソードにはクスッとした。誉田さんはやはり姫川シリーズのようなドキドキできるような作品を期待したい。

2014/02/09

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