デッド・オア・アライヴ
デッド・オア・アライヴ / 感想・レビュー
紫 綺
7人の乱歩賞作家による「デッド・オア・アライヴ(生死の危機)」をテーマにしたアンソロジー。薬丸さんの夏目刑事ものは既読だった。竹吉優輔「イーストウッドに助けはこない」と横関大「クイズ&ドリーム」、鏑木蓮「終章~タイムオーバー~」が面白かった。
2016/04/30
ガクガク
江戸川乱歩賞作家7人のアンソロジー。この中で読んだことのある作家は、薬丸岳、高野史緒、横関大の3人。薬丸岳の『不惑』は夏目刑事シリーズの短編で、TVドラマ化もされた話。ちょうどこの頃に娘を襲った真犯人が捕まり、衝撃の結末に刑事を続けるべきかどうか迷っていた夏目だったが、この事件がそんな気持ちを吹っ切るきっかけになる。「悩んで考え続けることを迷わない。おれはこれからそう生きていくことに決めた」。あとは竹吉優輔の『イーストウッドに助けはこない』は、ダメ叔父が実はヒーローだったという話でなかなか良い佳作だった。
2014/11/26
冴子
途中でどれにも帝国ホテルがでてくることに気づいた。知らない作家もいたが、どれもそれぞれ面白かった。「悪魔的暗示」や「墓石の呼ぶ声」などは見事。「クイズ&ドリーム」も良かったが、アタッシェケースをアタッシュケースと間違っていたのは残念。「不惑」は既読。
2016/10/14
タックン
最近の江戸川乱歩賞受賞作家による帝国ホテルがテーマのアンソロジー。 うーん、微妙・・・。そんな中、薬丸さんの(不惑)はよかったな・・・新作が予約中だから楽しみ。横関さんのも面白かったな。
2014/02/08
ケイ
帝国ホテルが舞台となる七つの話。「不惑」薬丸岳、薬丸さんが読みたくて手に取ったが、夏目シリーズはやはり犯人逮捕後の心理劇が今ひとつ。「イーストウッドは助けにこない」竹吉優輔、予想を裏切る面白さ。目が離せない感じ。他の本も読んでみたい。「悪魔的暗示」高野史緒、なるほどと唸らされた。前の話も絡んできて、作者は少し遊んでいるようだ。カラマーゾフの妹も読もう。その他「クイズ&ドリーム」横関大 「平和への祈り」遠藤武文 「墓石の呼ぶ声」翔田寛 「終章~タイムオーバー」鏑木蓮
2014/05/24
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