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COVERED M博士の島

COVERED M博士の島

COVERED M博士の島

作家
森晶麿
出版社
講談社
発売日
2014-04-16
ISBN
9784062189194
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COVERED M博士の島 / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

まさしく、「孤島ミステリー」。某孤島ミステリーを幾つか思い出しました。同じ美貌の顔に作り替えられた女達。パーツは美しいが全体にすると歪な顔と抜群なプロポーションを持つ女。博士へ同性愛的感情を持つ美貌の男。「究極の本質の美」の追求中に起きた凄惨な殺人の真相とは。ミステリーとしてはセオリー。しかし、ロマンチスト且つ自分が大好きなだけで「人間」を見ない空っぽの精神が中二な男はいらない。なので最後にはとても溜飲が下がり、満足です(黒笑)

2014/10/28

わんこのしっぽ

何とも…。作者の美学に関しての考察を分かりやすく物語にした感じてしょうか。ミステリーとして楽しめる要素もありますが、後半の展開にぶっ飛んでしまい何とも…。ブラックジャックが町医者に思えてくる(笑)

2014/06/24

むつぞー

ミステリ度は低いように思います。条件が少ないので仕掛けは判りやすいのでは。なので、私の興味は何故という所にと「美」というものについて…。このあたりのこだわりとか、設定的にも特に手術という部分においても、SF的に感じる世界観とかは好みなものがあります。 面白いと思う部分もあるのだけれど、主人公へ、いや他の登場人物にも共感はできないし、というか主人公がよく判らない。 全てが博士の手の上ということでしょうけど…どうせなら、博士の視点での方で読んでみたかったかも。彼の美への執着というか狂気が一番興味があるので。

2014/06/01

のいじぃ

読了。美に執着する整形外科医の島で起こる愛憎と殺人劇。江戸川乱歩の「孤島の鬼」と森博嗣の「すべてはF〜」を綯い交ぜにして自らの美学を上乗せしたかのような内容。現実味は最初から投げ捨てているようで狂気を纏う美への執着は流石だと思います。が、やはり格好をつけすぎの主要人物は表情が乏しく、主人公は受け身、女性たちの悶着も意外性がなく全体的に浅いと感じました。芸術的な美として、比喩表現としてよく女性の裸体が出ますが、一般を超えるものではなく結果、記号としての理解に留まる範囲。本の装丁と氷見さんの表紙は素敵ですね。

2015/10/21

yoshimi

感想を書くのが難しい…。設定がかなりトンでて一応孤島モノ、密室モノのがダブル・クローズドサークルになっているんだけど、いまいちそそられない。文章は読みやすいし端正だし、サクサクと読めた。悪くはないけどあまり印象には残らないかなぁ。表紙がとても綺麗で物語の世界観にはぴったりでした。

2017/04/24

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