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ナイト&シャドウ

ナイト&シャドウ

ナイト&シャドウ

作家
柳広司
出版社
講談社
発売日
2014-07-09
ISBN
9784062190503
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ナイト&シャドウ / 感想・レビュー

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海猫

同じ著者で同じくSPを主人公にしたキング&クイーンが残念な出来だったので恐る恐る読んだら、こちらは引き締まった出来。二転三転するメリハリのあるストーリーラインでサスペンスフル。引きこまれて一気に読めるエンターテイメント。一方で作風に弱点を感じる部分もある。人物描写が薄いので恋愛や犯人像に共感しにくいし、社会風刺も浅いからラストの皮肉が突き刺さらないなど。それと後出しジャンケン的な展開が多いなあ。短編はキレるのに、長編で内容に厚みを出すのが苦手な作家なんでしょうか?そのへん一皮むけた作品が読みたいです。

2015/03/10

ナイスネイチャ

図書館本。初読み作家さん。続編だったとは知らず読みましたがちゃんと読めました。主人公が完璧すぎ!テロリストも同じぐらい強敵ではなくてちょっとガッカリかな。面白かったですが。シリーズ一作品目も読んでみたいです。

2015/04/24

えむ

首藤武紀は警視庁より研修として米国シークレットサービスに派遣された。大統領暗殺の陰謀が企てられていることを知る。首藤は訪米予定の日本の首相の警護に参加することとなる。2001年春が舞台。首藤の活躍により事件が解決した後に大統領が首席補佐官に言った「バン。次の計画、アメリカ国民全員がわかるようなやつにしろ」と言った言葉にぞっとします。同時多発事故はその年の9.11だった。作品の時代背景が、なぜ現代ではないのか疑問でしたが、なるほどね。2014-95。674

2014/10/13

ちはや@灯れ松明の火

事件は起こらない、水際で食い止める影が存在する限り。正義の使徒か悪魔の末裔か、自由を掲げる大陸を訪れた島国の騎士。生命の自由を守るため生命を奪う自由が存在する矛盾。影は黙して語らずただ光に付き従う。事件は起こりつつある、水底に積もる悪意の汚泥で濁る。輝く雨が降り注いだ無辜の血の海、正義の遂行のために悪魔に売り渡す魂、何かを守ろうとすれば別の何かを危険に晒す苦悩。飛び交う見えぬ魔弾を追い、騎士は夜に蔽われた盤上を跳ねる。魔弾を放ったのは誰か、けれど影は光射さぬ闇の奥までは届かない。事件は、いつか、起こる。

2014/10/29

nyanco

ジョーカーゲームを書いた柳さんが、SPを描く。期待もあったのですが残念な結果になったら…と、避けてしまおうかという気持ちも半分。表紙も暗いイメージだし…予想に反し、非常にエンターテイメントな作品でした。(表紙で損してると思う…コレって首藤?)日本のSPがアメリカでシークレットサービスの研修を受けることに…この当たりのエピソード、非錠に面白い。所詮、平和ぼけした日本から来た奴にいったい何ができるんだ…と、バカにしていたシークレットサービスの面々。しかし、シュトーは、全てにおいて超一流の能力を持っていた。続→

2014/08/16

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