もみ消しはスピーディーに
もみ消しはスピーディーに / 感想・レビュー
kosmos
不祥事のもみ消し専門の民間会社・リスクヘッジ社が、警察組織の不祥事ももみ消していく。どうもリスクヘッジ社側を好きになれなくて、消化不良な感じ。
2018/07/06
ジュール リブレ
警察内部の不祥事を内部監察官だけでは不足、と、採用されたリスクヘッジ社の活躍を描く。『ジョーカーゲーム』(柳宏司)に似た雰囲気の漂う少し妖しい三作の短編。和久井監察官の視点から対決してあぶり出す存在として描かれてるところに少しだけ違和感あったけど、続編も読んでみたいかも。
2014/08/12
kaida6213
エウレカがそれなりだったので読んでみたけど、うーん、いまいち。なんか薄い。
2015/04/11
hanagon44
圧倒的な情報網と機動性で,不祥事のもみ消しを行う企業の一方的な勝利ばかりで,読んでいて陰鬱な気持ちになりました。監察官の和久井さんが大きな犠牲を払っても,表面的な勝利しか得られず,実質敗北とか正義はどこに行ってしまったのかと,青臭いことすら考えてしまうほど,歪んだ世界。でも現実社会にも,この変形は存在しているんだろう。それでもある程度のバランスを持って,歪みが致命傷になるまで隠れているんだろう。などと,とりとめもなく考えてしまった。
2016/05/20
犬好き
警察の不祥事をもみ消す民間会社リスクヘッジ社。設定は面白いけど…、理由があっての不祥事じゃなくて、警察が自発的にやってる不祥事をもみ消し、警官本人は辞職して終了じゃリスクヘッジ社目線で楽しめない。その方法も、確かな情報網で先回りとしか書いてないのでドキドキもハラハラも無く、物足りない感じ。主人公に至っては、何が得意で何が出来るのかいまいち魅力が分からなかった。ただ発想は面白いのと、作家さんは若い方なので、この後の作品には期待。
2018/08/19
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