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あの子が欲しい

あの子が欲しい

あの子が欲しい

作家
朝比奈あすか
出版社
講談社
発売日
2015-01-15
ISBN
9784062192699
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あの子が欲しい / 感想・レビュー

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タックン

就活の話を(何者)の反対で採用者の方面から描いた作品。最近の就活はこんな感じかあ!!あまりにも多くのイベント・企画があって驚いた。題名の(あの子が欲しい)って感じで作を労しすぎてちゃんちゃん・・・・。やっぱこの作品もネット社会の怖さをある意味著した作品だったな。それにしても主人公の志帆子がいろんな意味で寂しすぎた・・・・・・。

2015/07/15

なゆ

就活ものだと思ったら、企業の新卒採用担当プロジェクトリーダー側からの話で、採る側は採る側でこれも闘いなのだというのがよく分かる。へたするとブラック扱いされたりするのか、大変だな。魅力的な会社に見せるためのアレコレや、ネット上の噂を監視したり、学生たちとの駆け引き、優秀な人材確保のための戦略の数々にふむふむ。タイトルの〝あの子〟は、いくつか当てはまるようだ。果たして、欲しい〝あの子〟を獲得できるのか。でも最後ちょっと脱力・苦笑してしまったのは私だけ?あと、セキとのあんな関係は別になくてもよかった気がする。

2015/06/03

ゆみねこ

IT企業の新人採用プロジェクトを任された川俣志帆子。優秀な学生を採りたい企業側の戦略物語だけでなく、猫カフェのあの子が欲しいと言う切ない物語でもあり。猫にとってマタタビは危険ドラッグ並の強い薬物なのかな?ネット社会の闇と言うか問題点も描かれていますね。

2015/04/19

いつでも母さん

帯と装画から完全に就活の話、それも企業側からの話だと思って手にとる。はぁ・・今の採用ってこうなの?と思いつつ、採用する側もされる側も大変なのね・・(汗)が、しかし、この作品は騙されたー『あの子』って志帆子からの『あの子』なのねぇ。結局のところゲットした猫の『あの子』でアレルギー発症のオチの巻。

2015/04/19

barabara

面白かった!本当にうまいわ、朝比奈さんっ!就活の取る側の話も現代では全てがSNSで成り立っているのも実感出来て新鮮だった。最後の面接の取引もさすがの描写、成り行きに飲み込まれてしまったほど。CEOのらしさも何気に光ってた。一番目を見張ったのは、志帆子が夜の街で外からマックにいる同居人をぼーっと見つめてるシーン、素晴らしかった。光に浮かび上がる同居人を見ながら自分に問うているシーンの一行一行を読むたびに志帆子のプライベートの空虚さを確かに読者に訴えている忘れがたい筆致だった。完

2015/02/27

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