雲をつかむ少女
雲をつかむ少女 / 感想・レビュー
のんき
連作短編集。インターネット、SNSって怖いです。犯罪に巻き込まれることもあるし、イジメに関係したりします。SNSでは、悪い人もなかには参加しています。でも、逆に知らない人と親しくなれたり、助けられたり、励ましてもらえたりします。世界中の情報も見れます。わからないことも、検索すればすぐ答えがわかります。自分の世界が広がります。たとえ今落ち込んでいても、雲の向こうには青空があるんだよって元気がもらえる作品でした。
2017/12/30
真理そら
「雲」は目次のデザインが示すように「クラウド」の意味。SNSやゲームとの距離感に悩む少年少女を中心にした8編からなる連作短編集。2015年の作品なのでこの時代に比べて現在はさらに状況が変化している。第3話「純平」は少年少女の親世代でネット草創期を思い出している場面がある。ダイヤルアップ接続時のビービーガガーという音を思い出して懐かしかった。
2023/03/31
ゆみねこ
YAジャンルの本です。これは小学校高学年からの若い皆さんやその親御さん、お祖父ちゃんお祖母ちゃん世代と幅広く読んでいただきたい1冊ですね。リアルとネットを考えさせてくれました。
2016/01/24
あおでん@やさどく管理人
自分たちが小中高生だった頃が、ちょうどネットの過渡期だった。自分たちが小さい頃は一部の人しか使えなかったネットやSNSが、今では世界中で使えるようになっている。それはつまり、社会と同じで色々な人がいるということ。マナーやルールが必要になってくる。ただ、それよりも大事なのは、なるべく早いうちに「世の中には自分と考えや文化が違う人もたくさんいる」という認識を持ってもらうことだと思っている。連作短編という形でネット社会に生きる様々な人の考えを知ることができ、文体もやさしいので、特に中高生にはおすすめ。
2018/07/02
えりこんぐ
中学生向き?なのかな。スラスラ読めるけどすごくいい内容じゃないか? SNSやネットと付き合いざるを得ない現代の子供たち。それでもリアルな言葉や行動はとても大事だよって教えてくれる一冊です( ´ ▽ ` )
2015/12/11
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