明日の色
明日の色 / 感想・レビュー
あすなろ
俺はギャラリストになる。そんな彼は、アイデアとホームレス上がり等の若手アーチストの個展を企画することで自らのギャラリーを軌道に載せる。この物語は、正直、商店街の一つの新しいビジネスモデルだとも取れた。また、皆の再生物語だとも。勿論、ギャラリーの起業の話とも取れる。都合、新野氏らしく純あり、明るさある。ストーリーも興味深く面白い。結果、ラストに顕著だが、盛り込み過ぎ消化不良ではないかと。yuminekoさん。ありがとうございました。読了して、同じような感想になってしまいました。
2016/01/04
みかん🍊
会社を潰し妻子と別れ同級生のコネで下町のホームレスの宿泊施設で働いていた吾郎はひょんな事からホームレスの若者魁多の絵が金になると思い地元商店街でギャラリーを運営する。最初ガラが悪くお金の事ばかりの吾郎にあまりいい印象はなかったが、縁が縁を呼び、トラブルニ見舞われながらも次第に周りが上手く周り始める、実際そんなに上手くは行かないだろうけど、こんなワクワクする希望が持てる話は好きです、魁多の作品観てみたいです、下町の明日の色が見える清々しい作品でした。
2015/06/04
ゆみねこ
事業に失敗し、妻子に逃げられた松橋吾郎はホームレスの簡易宿泊所の施設長になる。そこで出会った絵画の才能ある若者を売り出すために、ギャラリーを運営し絵画ビジネスに取り組む。とんとん拍子に物事が進みすぎ。まあ面白かったですが、あまり印象に残らなそう。
2015/12/15
よんよん
なぜかぐんぐん読めて、何が面白いのか自分でわからないと思っていたけど、じわじわくる。後半特にスピードを増し、思わず力が入っていたことに気づいた。なんてやな男と思った吾郎が、どんどんいい奴になっていくことに、一緒に乗っかろうという気持ちになる。最後まで読んで、題名に納得。
2015/06/19
キムチ
新野さん初読み。キャッチフレーズはホームレス作家というが経歴を見ると、逆手に取っているだけという気も。この作品、その辺をキーワードにしつつ、立花商店街を活性化へ導く人情ストーリー。吾郎という男、人情味はあるものの、事業失敗し、彼女には逃げられ、貧困低料金宿泊所の責任者というポストも失う。出だしはどん底ながら、どんどんいい方向へ球が転がっていく・・まぁ、ハートウォーミング出来過ぎお話し。この類、私は苦手。プアビジネスに関わる人が善人だったらいいけど、元美術部(しかも結構のワル)で事業開発能力あるかぁ?!だし
2015/09/06
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