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ぼくの短歌ノート

ぼくの短歌ノート

ぼくの短歌ノート

作家
穂村弘
出版社
講談社
発売日
2015-06-16
ISBN
9784062194587
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ぼくの短歌ノート / 感想・レビュー

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kinkin

自分で詠むことはないけれど短歌も花鳥風月ではなく様々なテーマがあって面白いなあ。ゼムクリップ、賞味期限、高齢者、sex、テレビ、日付、ミクロ他。短歌というのは詠み方の決まりが多いのかと思っていたがそうではないのだね。俳句が写真なら、短歌はショートムービーかな。もういちど読んでみたい。

2021/11/01

みかん🍊

歌人から素人まで色々なジャンルの短歌を集めて解説されている、成る程短歌というのは奥深く、解説されて初めて意味が納得出来る物もある、深く読むと分かる短歌「硝子戸に鍵かけてゐるふとむなし月の夜の硝子に鍵かけること」月の光は自由に入ってくるから鍵をかけてもむなしいという解釈がされているが、自分的にはせっかくの月夜に鍵をかけなくてはいけない開けていたいなあというむなしと解釈しました。同じ短歌を詠んでも感じ方が違うんだなあ短い文の中に詰め込まれたその時その人によって解釈や感じ入る気持ちも変わる。

2015/08/27

美登利

とても面白かったです。現代短歌を多く紹介している「短歌ください」も良かったけれど、こちらは教科書にも載っている大正昭和の歌人の作品も多数あり、これは知ってる!こんな風に解説されるともっと深く意味が分かるんだなと思いました。全く堅苦しく無いところが最高。その歌人の背景まで解説してあるとはなんと親切な。ほむほむ自身のお歌もあります。テーマに分けて逸脱な作品を載せてありますが、情熱的なもの、哀愁を感じるもの、少しバカバカしくて笑える詠。思わず「これは上手い」と膝を叩いてしまいそう!(笑)やはり短歌は奥深いね。

2015/08/17

かおりんご

短歌って面白い!辞世の句を残せるように、日々精進しなきゃな。言語感覚を磨くのは、難しそうだけれど。

2016/06/10

ゆか

好きな歌「年下も外国人も知らないでこのまま朽ちてゆくのか、からだ(岡崎裕美子)太宰治の葉桜と魔笛を思い出します。「マウンドにコーチ・内野手駆け寄れば我も行かねばテレビの向かふに(川西守)「将来の夢はなあにと孫が聞く 脳内検索ヒット0件」(山本章)「唐突に村上姓は素敵だと気づき村上さんに言いに行く(小林真実)「引っ越しの朝の足もとに落ちてゐぬ、女の写真!忘れゐし写真!」(石川啄木)「UFOが現れたとき専務だけ「友達だよ」と右手を振った」(須田覚)「三十歳職歴なしと告げたとき面接官のはるかな吐息」(虫武一俊)

2016/08/15

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