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赤の他人だったら、どんなによかったか。

赤の他人だったら、どんなによかったか。

赤の他人だったら、どんなによかったか。

作家
吉野万理子
出版社
講談社
発売日
2015-06-30
ISBN
9784062195317
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赤の他人だったら、どんなによかったか。 / 感想・レビュー

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ユザキ部長

ああそうか、きっとそうだ。と気づいた事。赤の他人は一度でも話したら知り合いになる。いつでも自分の中で逃げ道を作っておく事。文章自体が軽く書かれているが想像すればするほど恐ろしい。学校のクラスは人生の縮図とはよくいったものだ。

2015/12/20

ここまま

無差別殺傷事件を起こした犯人の娘が転校して来る。しかも、それが自分の遠い親戚だとしたら…。狭い教室が人生の大半である中学生だったら、これは自分の人格を試される重大な局面ですよね。正々堂々と事実を明かして彼女を守る事は、出来ないふたりですが、勇気を奮い起こし、イジメから救おうと奮闘します。その方法がお見事。人と人はみんなどこかで繋がっている。「千年前まで遡れば首相と親戚かもしれない」「逃げ場所はいくらでもある」など、心をのびやかにしてくれるキーワードも沢山発見できる良書でした。

2016/01/08

ゆみねこ

隣町で起こった連続通り魔事件の犯人は、遠い親せきだった!中2の八条風雅は、祖父からその事実を聞き、クラスメイトに知られたらどうしようと悩む。犯人の娘は同じ中学2年生、その子が夏休み明けに同じクラスに転校して来る。苛められる彼女とどう関わっていったら良いのか?いとこ同士の風雅とききの活躍は痛快。ロックスターの話はちょっと飛躍しすぎかとも思いましたが、少年少女向けの作品なので、それも有りかと。中高生のみなさんとその親御さんにお勧め。

2015/08/24

いつでも母さん

目からうろこ!って、これですよね。本当に皆が元を辿ればアダムとイヴなのに・・世界平和だって可能なのにと読後感。中高生だけじゃなくかつて子どもだった人にも読んで欲しいな。で、現実はどうか?私はどうだ?チクっと胸に刺さる。

2015/07/24

くろにゃんこ

近所で起きた無差別通り魔事件の犯人が遠い親戚だった。しかもその娘が転校してくる・・・中2の男子の視点と犯人の娘の視点で綴られています。クラス内でのいじめ、周りの反応など色々と気になる年頃だけにハラハラしますが、前向きで思いやりある展開に心温まります。言葉を交わして”赤の他人”から”知り合いに”(*^_^*)学校図書に置いてたくさんの子供達に読んでもらいたい本ですね。

2015/08/30

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