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漫画でよめる! 語り継がれる戦争の記憶 戦火の約束

漫画でよめる! 語り継がれる戦争の記憶 戦火の約束

漫画でよめる! 語り継がれる戦争の記憶 戦火の約束

作家
三枝 義浩
横山秀夫
出版社
講談社
発売日
2015-07-24
ISBN
9784062196246
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漫画でよめる! 語り継がれる戦争の記憶 戦火の約束 / 感想・レビュー

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さらば火野正平・寺

こちらも今年(2015年)出た本だが、1997年に少年マガジンに掲載された漫画。表題作『戦火の約束』はアメリカ兵捕虜ウォルター・メベリーと友情が芽生えた日本兵の画家・滝口岩夫の物語。併録の『祖国への進軍』は沖縄で育った日系二世・比嘉武二郎が戦前に渡米し、アメリカ兵として故郷沖縄を攻撃しなくてはいけなくなった話。共に実話で、やはり横山秀夫原作。捕虜ウォルター・メベリーは皮肉にもアメリカの爆撃で亡くなる。そして故郷を侵略しなくてはならない比嘉の苦衷。戦争はこんな悲劇をあちこちに生む。安倍晋三も読め。

2015/09/16

『戦火の約束』と『祖国への進軍』の2作品。どちらの漫画も、号泣します。 どちらの漫画にも、祖国や家族、故郷に住む人たちを思う気持ちにあふれており、そんな気持ちには敵も味方もない、お互いがお互いを同じ人間として、こんなふうに考えれば戦争なんて起こらないのに、と思える作品でした。

2015/08/29

図書館に新しく入っていたので。私は九州人なので、長崎にも沖縄にも行ったことがあります。幼く、また強行軍だったので思いを馳せる暇もなかったのですが、それでも、この地を訪れられたことがよかった、と大人になった今は思うのです。でも、ラバウルやガタルガナルなど、国外でのことにはほぼ無知で、沖縄戦だって、日系二世の戦いを知りませんでした。 戦争は、悲しみと苦しみと憎しみしか生まない。たとえ戦いに勝っても、誰かの大切な人は戻ってこないのだから。世界の誰もがそのことに気づいて、どうせ戦うのなら、対話で戦う未来が欲しい。

2016/08/12

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