セント・イージス号の武勲
セント・イージス号の武勲 / 感想・レビュー
射手座の天使あきちゃん
トラファルガーの海戦(イギリス艦隊 VS フランス・スペイン合同艦隊の闘い)をモチーフに、蒸気機関推進艦・謎の海獣・幻の海洋民族の末裔・運命に翻弄されながらも逞しく生きる孤児…等々を全部入りにした「ちゃんこ鍋仕立てのSF海洋歴史ファンタジー」ですね。 やや煮込み不足かな!?(笑)
2018/11/09
みっちゃん
自分の勝手な思い込みなのだけど、いつかは驚きのSF要素が出てくるのでは!?と期待しつつ読んでしまったので、純粋な冒険小説だったんだな、とちょっとだけ拍子抜け。でも、伝説の海棲生物と海洋民族との古からの深い結びつき、蒸気機関の技術者を志す少年の、人間としての成長など、オーシャン・クロニクルシリーズからの広がりも感じさせる作品だった。
2015/12/27
NAO
18世紀。孤児となり軍艦で働いていた海に投げ出さたトビーを救助したセント・イージス号は、変わった船だった。なんと、船を蒸気機関で動かそうという実験船だったのだ。さらに、この船には、不思議な少女が乗っていた。彼女がときおり甲板に出て笛を吹くと、海から不思議な声が呼応するのだった。世界にその名を馳せたイギリス海軍が秘かに行っていたこと。当時の科学の最先端と、迷信と笑われるような海の神秘とを一つの船の上で合体させた、勇ましくもノスタルジックなファンタジー。
2022/09/24
Yuna Ioki☆
1259-462-53 やはり戦闘ものは洋の東西を問わず苦手かもしれない。作者テーマにしたかったことは終章に凝縮されていのだと思う。
2015/10/26
ゆう
図書館本。19世紀のイギリスを舞台にした海戦もの。史実をもとに上田さんらしいファンタジー要素が織りまぜられてる。大海蛇(シーサーペント)と呼ばれる海洋生物が出てきたり。ドン底の生活からセント・イージス号に助けられて、どんどん頼もしくなっていくトビーもよかったけど、シーサーペントとそれを操る人たちももっと見たかったな。終章の会話は好き。
2015/11/04
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