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[現代版]絵本 御伽草子 うらしま (絵本御伽草子 現代版)

[現代版]絵本 御伽草子 うらしま (絵本御伽草子 現代版)

[現代版]絵本 御伽草子 うらしま (絵本御伽草子 現代版)

作家
日和 聡子
ヒグチユウコ
出版社
講談社
発売日
2015-11-11
ISBN
9784062198332
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[現代版]絵本 御伽草子 うらしま (絵本御伽草子 現代版) / 感想・レビュー

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KAZOO

「絵本 御伽草子」のシリーズをこれですべて読んだのですが、これが一番今までで違和感があり、かなり絵の雰囲気からしても不気味な感じがしました。子供はだめでしょうね。好き嫌いがかなりわかれるのでしょう。物語としては従来の話とはまるっきり異なっています。海の生物の絵が生々しく、また色合いもかなり従来の絵とは異なって印象に残るものでした。

2016/04/02

ちなぽむ and ぽむの助 @ 休止中

浦島太郎といえば日本人なら知らない人はいないぐらい有名だけど、報われない結末にもやっとしたり、諸説に思いを馳せてみたりするのも楽しい。この絵本はまた一風変わっていて、うらしまがいなくなった後の妹の視点から描かれている。 甕を覗きこんだうらしまは何処へ行ってしまったのか、覗きこんだ世界は極楽か地獄か。「わたし」が垣間みる竜宮城は美しいようでいてぞわぞわとおそろしい。日和聡子さんの自由な創造力と、ヒグチユウコさんの繊細な絵が、絶妙にこわくてあやしく訪れる人を魅了するマヨヒガに誘ってくる蠱惑的な作品。好きです。

2019/04/19

mocha

帰らぬ浦島太郎を待つ家族、という視点が面白い。兄を心配しながら家族を支える妹が、ある日亀の夢を見る…。日和聡子さんの海の描写も、ヒグチユウコさんの妖しい絵も、ぞくっとする美しさ。このシリーズとしてはとてもわかりやすいお話で、現代版というより続編という感じ。『浦島太郎』も考えてみればかなり怖いお話だということに、今更ながら気づいた。

2016/03/23

みかん🍊

浦島太郎のお話とは全く別の側面、急にいなくなった太郎を探す妹が主人公、兄を探し磯へでた妹が見つけたのは甕の中の妖しい異世界、そこは煌びやかな竜宮城ではなかった、太郎は何処に、女の子はいったい何者だったのか。ヒグチさんのイラストがまた妖しく怖い。

2016/02/15

ぶち

「[現代版]絵本 御伽草子」シリーズの最新刊、『うらしま』。 本来の物語とは異なって、浦島太郎の妹が主役です。失踪した兄を追って海辺に行くとそこには不思議な甕が…。その甕に兄の姿が映り、もっと見たいと覗き込んだ瞬間、甕の底の世界に迷い込んで…。そこに竜宮城がありました。そこで出会ったのは、乙姫様ではなく女の子。玉手箱も出てきません。この新しい幻想的な物語の意味は、私にはよくわかりませんでした....。ヒグチユウコさんが描く海洋生物が妖しく、幻想的な物語にとてもマッチしています。

2024/04/08

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